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夫婦円満のためのコミュニケーションスキル [夫婦関係]

 「生涯共に」と誓い合い、恋人から夫婦になると、日々の生活のちょっとした夫の言動が気になるように……。特に結婚1~2年目は、生活習慣の違いや価値観から生じるトラブルの割合が高いといいます。その時、何でも話し合えるかどうかが夫婦円満のカギ。
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 ■最近のカウンセリングの特徴は?

 私の世代と違って離婚の偏見はかなり少なく、女性も経済力があるので、関係改善の努力をするより別れちゃおう、という人が多いですね。そもそも結婚に対する考え方が変化しています。育った環境も大きく、例えば、専業主婦で何でもしてくれる母親を持つ夫だと、共働きの妻に対してもそれが当然と思っていて、けんかの原因になっていたりします。
 ■妻が夫の家事にダメ出しをして、夫のトラウマになるケースもありますね。
 夫に何か伝えるには、言い方とタイミングがすごく大事。家事をしてくれたら、まずは「ありがとうプラスα」を。男性は褒められたい。岡野流の法則(別表「KYの法則で5Sを使おう」参照)で「ありがとう! すごく助かった。さすが!」とかわいくヨイショする。わざとらしいなんて思わず素直にやってみてください。“素直”も夫婦円満のキーワード。子育ての練習だと思って、夫は褒めて育てましょう。

 ■「こんなはずじゃなかった」と感じ始めたら?

 夫婦問題は、コミュニケーション不全が重なり「性格の不一致」を感じるのがほとんど。例えば妻は夫に「私の話にろくに返事もしてくれない」「非があっても謝らない」と感じ、夫は妻に「話の要点が不明」「身なりに構わなくなった」「子ども中心で自分は二の次」「口うるさい、要求が多過ぎる」という風に。不満はぶつけるのではなく、上手に伝えるべきです。

 まず正直な自分の気持ちを見詰め、整理しましょう。
 次に自分と相手の良いところ、悪いところを見詰め、できることから努力を。例えば「夫が早く帰りたいと思う家づくり」を目指したり、夫が仕事の愚痴をこぼしたら、いきなり否定せず「そうね~!」と共感してあげる。話を聞いてたまったストレスは、夫と接点のない女友達との会話で笑い話にすればいいんです。その時、三つ、夫の悪口を言ったら、最後に一つ「でも良いとこもあるのよ」とフォローしておく。夫は減点法ではなく、加点法で評価しましょう。

 ■気持ちを切り替えるコツは?

 家庭を企業経営と捉えてみてください。あなたの家庭に経営理念やビジョンはありますか? 今の時代、終身雇用はあり得ません。パートナーとの定期ミーティングと、プラスαのコミュニケーションが必要です。家庭平和のための発想の転換で、稼いでいる夫をボスだと思うと、ねぎらいの言葉も出てくるかもしれません。ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)も基本ですよね。

7つのメソッドで“仲良し夫婦”を持続
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 ■具体的にはどうすれば?

 七つのメソッドをオススメします。「分かっているけどできない」ではなく、本当に実践すると変化を実感できるはずです。

 ①日々のあいさつ 「おはよう」「いってらっしゃい」など、気持ちを込めたあいさつは最重要。時には幼稚園児みたいにニコニコうれしそうに「おかえり!」と言ってみてください。

 ②感謝の言葉 「ありがとう」も、とても大切。言うのが恥ずかしい人は、誕生日や記念日など節目を利用して、カードや手紙で感謝の気持ちを伝えましょう。

 ③宵越しのけんかはしない その日のけんかはその日のうちに決着――がベスト。自分が悪いと思ったら素直に謝り、相手が謝ったら意地を張らずに許してあげましょう。

 ④会話のない日をつくらない 目を見て話せればベストですが、お互い仕事などで多忙な場合は、短くてもいいので、メールや電話でやりとりを。大切なのは毎日相手と話すこと。

 ⑤スキンシップを欠かさない 肩をポンとたたく、手を握る、隣に座って膝を触れ合わせる――ちょっとしたことでも愛情表現になり、相手の体温を感じて気持ちがほぐれます。

 ⑥年3回は2人のイベントを お互いの誕生日、結婚記念日など、1年のうち最低でも3回は「夫婦水入らずの日」をつくりましょう。非日常の空間だと、普段なかなか言えないことも話せたりするものです。

 ⑦相手より器を大きく ぶつかる夫婦は「同じ土俵の上」の場合がほとんど。時には一歩引いて、こちらが大人になり、相手の言葉や態度の裏にある本当の胸の内を推し量ってあげるゆとりも必要です。


 ■若い世代へアドバイス。

 人は失敗するもの。誰にでも非はあるので、何事も追及はよくないですね。100対0はあり得ないので、どちらが悪いではなく、私は必要な方が謝ればいいと思います。相手が謝ったら許すこと。そして相手を信じると同時に、その人を選んだ自分の責任と自負を持つこと。婚活を通して条件だけで相手を選んだ場合は、何かあった時にすぐ諦める人が多いです。最後は、本当に相手を好きかどうかだと思います。

 夫婦といっても元は他人です。男女の考え方の違いもありますし、お互い努力しないと誤解が生まれて当たり前。妻の立場にあぐらをかくのではなく、夫に対して感謝やねぎらいの言葉があるか。お金を稼ぐのだって大変なことです。今の若い男性は打たれ弱い人が多いですから、気苦労を分かってあげて、かわいい笑顔で迎えてあげてください。“かわいらしく”は女の武器ですよ。

夫はホメて育てよ!

Yの法則で5Sを使おう けー・わい【KY】 かわいく・ヨイショの頭文字。
ご・えす【5S】 魔法の言葉。 これを言われて嫌な気持ちになる男性はいないとされる。 ・スゴイ! ・さすが! ・ステキ!   ・最高!  ・世界一!



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