「気遣い」は心を結ぶ [心の繋がり]
優しい一言や、ちょっとした激励――さりげない気遣いはうれしいものですが、人のためにと思ってやったことが喜んでもらえないことも。
人は、自分だけ満足であれば幸せかというと、案外そうではないですよね。
周りの人を喜ばせ、その姿を見て自分も喜ぶ。そこに本当の幸せがあると思います。
漫画家のやなせたかしさんは「人生はよろこばせごっこ」と言われました。私にとって「気遣い」とは、まさに「よろこばせごっこ」そのものです。
難しく考える必要はありません。自分も楽しみながら、相手のために心を使い、相手が望むことを行えばいいのです。
気遣いは必ず人生のプラスになります。人間関係がうまくいかない、目標が持てない……。そんな悩みも、喜ばせたい相手の視点に立つと、解決のヒントが見えてくるものです。
◆「心のアンテナ」を張る
例えば、みんなで食事をしていても、グラスが空いている人に気付いて「何かお飲みになりますか?」と気遣える人と、全く気付かない人がいますよね。それは、周りが見えているかどうかの違いです。
周りが見えるようになるコツは、「心のアンテナ」を張ることです。
相手をよく見たり、話を聞いたりして、「この人、今どう思っているのかな?」「何が好きなのかな?」と。そして、「何をしたら喜んでくれるだろう?」と想像したことを、自ら楽しみながらやってみましょう。
もちろん、時にはそっとしておくことが相手のためになる場合もあります。ポイントはどこまでも、相手に心を向けることです。
◆まず感謝から始まる
気遣いは、ノウハウを覚えればできる、というものではありません。
気遣いができる人は、人の気遣いに気付ける人でもあります。人から受けた気遣いをキャッチして、感謝する心。それを磨く中で、自分がしてもらってうれしかったことを、今度は誰かにやってあげてみてください。さりげない「気遣い」が自然とできるようになります。
あなたが潤ってこそ
なかには、人に気を使い過ぎて気疲れしてしまう、という人もいると思います。
以前、看護師さんを前に講演をした時のことです。治療だけではなく、患者に元気を与える存在でもある看護師さん。仕事では、常に神経を張りっ放しで、ストレスもたまりやすい。そこで、講演ではこんなメッセージを伝えました。
「自分の気持ちを置いてけぼりにしないでくださいね」
たまには遊んだり、リラックスしたりして、自分を元気にしてあげてください。それが患者さんを救うことにつながるのです――と。
すると、聞いていた皆さんの表情が、ほっと緩んでいくのが分かりました。
看護師に限らず、真面目で一生懸命な人ほど、人に尽くす時、自分の心を置き去りにしてしまいがち。でも、自分の心が潤っていなければ、人を潤すことなどできません。「気遣い」は滅私奉公ではなく、自分が潤い、相手が潤うことの循環だからです。
皆さんの中にある優しさ、真心という、すばらしい宝物を輝かせ、いい「気遣い」をするためにも、たとえ忙しい時でも、自分を潤す時間を大事にしてもらいたいと思います。
ワンポイントアドバイス シーン1
初対面の人に会う 話をよく聞き、話題も準備
相手が初対面の場合、最初はこちらが多く語るより、相手の話をよく聞くことです。人は、自分に興味を持ってもらえると、うれしく感じます。
例えば、営業の場合、お客さまは、売ろうとして来ているなと思うと反発します。でも、営業マンから「面白いですね、もっと聞かせてください」と言われると、ついしゃべってしまいます。訪問先で本を薦められたら、再会した時に読んだ感想を伝えると印象が変わります。その積み重ねです。相手の求めているものも見えてきます。
「自分が売りたい」という気持ちを抑え、「君から買いたい」と思ってもらう。「いいじゃないか君。何か持ってきたんだろう。出してみなよ」となるまで持っていくのです。
相手が警戒したり、様子見で話してくれないなら、5分でも10分でも全く関係のない世間話をします。意外な質問も効果的。予想外のボールを投げられると、本音がこぼれたり、打ち解けたりするものです。そのために相手のことを調べて、話題を準備しておく。ストックは多めに。それも大切な気遣いです。
ワンポイントアドバイス シーン2
職場の人や友人との食事会 主役を見極め、役割は分散
あなたが幹事になったら、まず主役が誰かを見極めます。主役を盛り上げるという視点で、プランを考えるのです。例えば、新入社員が主役なら、その人が輪に入りやすい雰囲気をつくることです。座を楽しみながら互いを知り合える仕掛けをつくったり、取り分ける料理を少なくしたり。お店は、お互いの声が届きやすい個室がいいでしょう。
大切なことは、すべて自分でやろうとせず、他の参加者も巻き込んでみることです。例えば、お店選びが不得手なら、得意な人に任せるなど、力を貸してもらうのです。人は相談されたり、任せられたりするとうれしいもの。その人も当日までにワクワク感が高まります。
押し付けでなく、一緒に楽しみ、成功させるために、役割を分散させるのも、気遣いなのです。
ぬかりなくやろうとすると視野が狭くなります。自分が楽しんで考えることで、喜んでもらえる“しつらえ(場作り)”ができるのです。
人は、自分だけ満足であれば幸せかというと、案外そうではないですよね。
周りの人を喜ばせ、その姿を見て自分も喜ぶ。そこに本当の幸せがあると思います。
漫画家のやなせたかしさんは「人生はよろこばせごっこ」と言われました。私にとって「気遣い」とは、まさに「よろこばせごっこ」そのものです。
難しく考える必要はありません。自分も楽しみながら、相手のために心を使い、相手が望むことを行えばいいのです。
気遣いは必ず人生のプラスになります。人間関係がうまくいかない、目標が持てない……。そんな悩みも、喜ばせたい相手の視点に立つと、解決のヒントが見えてくるものです。
◆「心のアンテナ」を張る
例えば、みんなで食事をしていても、グラスが空いている人に気付いて「何かお飲みになりますか?」と気遣える人と、全く気付かない人がいますよね。それは、周りが見えているかどうかの違いです。
周りが見えるようになるコツは、「心のアンテナ」を張ることです。
相手をよく見たり、話を聞いたりして、「この人、今どう思っているのかな?」「何が好きなのかな?」と。そして、「何をしたら喜んでくれるだろう?」と想像したことを、自ら楽しみながらやってみましょう。
もちろん、時にはそっとしておくことが相手のためになる場合もあります。ポイントはどこまでも、相手に心を向けることです。
◆まず感謝から始まる
気遣いは、ノウハウを覚えればできる、というものではありません。
気遣いができる人は、人の気遣いに気付ける人でもあります。人から受けた気遣いをキャッチして、感謝する心。それを磨く中で、自分がしてもらってうれしかったことを、今度は誰かにやってあげてみてください。さりげない「気遣い」が自然とできるようになります。
あなたが潤ってこそ
なかには、人に気を使い過ぎて気疲れしてしまう、という人もいると思います。
以前、看護師さんを前に講演をした時のことです。治療だけではなく、患者に元気を与える存在でもある看護師さん。仕事では、常に神経を張りっ放しで、ストレスもたまりやすい。そこで、講演ではこんなメッセージを伝えました。
「自分の気持ちを置いてけぼりにしないでくださいね」
たまには遊んだり、リラックスしたりして、自分を元気にしてあげてください。それが患者さんを救うことにつながるのです――と。
すると、聞いていた皆さんの表情が、ほっと緩んでいくのが分かりました。
看護師に限らず、真面目で一生懸命な人ほど、人に尽くす時、自分の心を置き去りにしてしまいがち。でも、自分の心が潤っていなければ、人を潤すことなどできません。「気遣い」は滅私奉公ではなく、自分が潤い、相手が潤うことの循環だからです。
皆さんの中にある優しさ、真心という、すばらしい宝物を輝かせ、いい「気遣い」をするためにも、たとえ忙しい時でも、自分を潤す時間を大事にしてもらいたいと思います。
ワンポイントアドバイス シーン1
初対面の人に会う 話をよく聞き、話題も準備
相手が初対面の場合、最初はこちらが多く語るより、相手の話をよく聞くことです。人は、自分に興味を持ってもらえると、うれしく感じます。
例えば、営業の場合、お客さまは、売ろうとして来ているなと思うと反発します。でも、営業マンから「面白いですね、もっと聞かせてください」と言われると、ついしゃべってしまいます。訪問先で本を薦められたら、再会した時に読んだ感想を伝えると印象が変わります。その積み重ねです。相手の求めているものも見えてきます。
「自分が売りたい」という気持ちを抑え、「君から買いたい」と思ってもらう。「いいじゃないか君。何か持ってきたんだろう。出してみなよ」となるまで持っていくのです。
相手が警戒したり、様子見で話してくれないなら、5分でも10分でも全く関係のない世間話をします。意外な質問も効果的。予想外のボールを投げられると、本音がこぼれたり、打ち解けたりするものです。そのために相手のことを調べて、話題を準備しておく。ストックは多めに。それも大切な気遣いです。
ワンポイントアドバイス シーン2
職場の人や友人との食事会 主役を見極め、役割は分散
あなたが幹事になったら、まず主役が誰かを見極めます。主役を盛り上げるという視点で、プランを考えるのです。例えば、新入社員が主役なら、その人が輪に入りやすい雰囲気をつくることです。座を楽しみながら互いを知り合える仕掛けをつくったり、取り分ける料理を少なくしたり。お店は、お互いの声が届きやすい個室がいいでしょう。
大切なことは、すべて自分でやろうとせず、他の参加者も巻き込んでみることです。例えば、お店選びが不得手なら、得意な人に任せるなど、力を貸してもらうのです。人は相談されたり、任せられたりするとうれしいもの。その人も当日までにワクワク感が高まります。
押し付けでなく、一緒に楽しみ、成功させるために、役割を分散させるのも、気遣いなのです。
ぬかりなくやろうとすると視野が狭くなります。自分が楽しんで考えることで、喜んでもらえる“しつらえ(場作り)”ができるのです。
1%の奇跡 誰かのために生きる [心の繋がり]
都道府県別の平均寿命で、男女とも1位の長野県。短命な人も多かった同県で住民の健康増進に努めてきたのが、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんです。患者との出会いから気付いた、人生を変える“1%の不思議な力”について、鎌田さんに聞きました。
日本一の“長寿県”
私は諏訪中央病院に赴任した40年ほど前から、この地で「健康づくり運動」を始めようと、住民に呼び掛けてきた言葉があります。
「1%だけ生活習慣を変えてみませんか――」
冬の寒さが厳しく、漬物など、塩を使った保存食が定着していた長野県。県民の多くは塩分の取り過ぎで高血圧となり、脳卒中で亡くなる人も少なくありませんでした。
でも、身に付けた習慣を変えるのは大変です。そこで、100%変えるのは無理でも「1%」なら変われるのではないか、と思ったのです。
そして減塩の効果が表れてきたら、次は「野菜を食べる量を増やしませんか」「質の良い脂に変えてみませんか」と。一つずつ取り組んでもらい、日本一長寿の地域づくりに成功しました。
この成功の大きな要因は、住民の「人との絆」です。
私はよく、村人の家でご飯を食べさせてもらい、食文化を学んでいました。すると、その思いが伝わり、私の健康増進の講演会に知人も誘って来てくれるように。人情味の厚い県民性のおかげです。
思いやりホルモン
長野県民の長寿の理由として、高齢者の就業率の高さも挙げられます。つまり「生きがい」を持っているかどうかが関係しています。
生きがいは「誰かの役に立つこと」でも感じられるでしょう。こうした行動も長寿につながることが、科学的にも徐々に解明されてきました。
人を大切にすると、脳内に「オキシトシン」という神経物質が分泌。“思いやりホルモン”とか“幸せホルモン”と呼ばれるもので、高血圧を防ぐ作用があるのです。
私たちがこのホルモンを出すためには、まず、「1%は誰かのために生きること」が近道といえるでしょう。
まな板のトントン
14年前に拙著『がんばらない』を世に出しながらも、全力で生きてきた人間です。その私が100%の力を注ぎながら、「あと1%」が大切なことに気付いたエピソードを紹介します。
――膵臓がんを患った73歳の男性。本人の意思と家族の同意で手術は行わず、抗がん剤での治療を続けましたが、やがて肝臓に転移。緩和ケア病棟に入院となりました。
男性は「やるだけのことはやった」。100%生きたと思っていました。
ところが、奥さまがご主人の一時帰宅を希望したので、私は半日だけ認めることにしました。
病室に戻った男性は笑顔で「トントンがよかった」と。自宅で夕日を眺めていたら、奥さまが料理する、まな板の音が聞こえてきたそうです。
意識して聞いたことがない音に“生きてきてよかった”と感じ、食べられなくなっていたご飯を、少しだけ口に。「もう思い残すことはない」と語ってくれました。
あと1%、日常の営みの中で生きることが大切であり、この時こそ人生は輝きを増すことを知りました。
たとえ退院できなくても、院内で工夫できることはないか考えてみてください。
優しさとは想像力
私は、どんな時もあきらめません。患者と一緒に生きる意味を探し、あと1%にこだわる医療を続けています。
その中で「余命数カ月」と言われた人が、元気になって何年も生きた事例をたびたび見てきました。
こうした“1%の奇跡”を起こすには、本人の「生きたい」「生きていてよかった」との思いが不可欠で、時には周囲の協力も必要です。
――ある日、緩和ケア病棟に入院中の末期がんの男性が「ジゴボウが食べたいな」とつぶやきました。
ジゴボウとは、店では手に入りにくいキノコの一種。秋には山で採れますが、すでに晩秋だったので見つかるかは分かりません。でも、看護師たちは何回も山に入ってついに見つけ、男性にジゴボウのみそ汁を作りました。
「うれしくて、泣きながら食べた」と、大満足の思いを手紙につづった男性。優しさとは、他者への想像力であることを実感しました。
人間は、自分を大事に「利己的」に生きながら、他人をも大切に「利他的」に生きられる動物です。1%は誰かのために――そんな思いが広がっていけば、より良い社会になると考えています。
■プロフィル かまた・みのる 1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。74年、長野県の諏訪中央病院に赴任し、地域住民と「健康づくり運動」を実践。海外ではチェルノブイリ原発事故の救援活動、イラクでの医療支援などを継続。ロングセラー『がんばらない』(集英社)など、作家としても活躍している。
★慢性的な腰の痛みで困っていませんか?
日本一の“長寿県”
私は諏訪中央病院に赴任した40年ほど前から、この地で「健康づくり運動」を始めようと、住民に呼び掛けてきた言葉があります。
「1%だけ生活習慣を変えてみませんか――」
冬の寒さが厳しく、漬物など、塩を使った保存食が定着していた長野県。県民の多くは塩分の取り過ぎで高血圧となり、脳卒中で亡くなる人も少なくありませんでした。
でも、身に付けた習慣を変えるのは大変です。そこで、100%変えるのは無理でも「1%」なら変われるのではないか、と思ったのです。
そして減塩の効果が表れてきたら、次は「野菜を食べる量を増やしませんか」「質の良い脂に変えてみませんか」と。一つずつ取り組んでもらい、日本一長寿の地域づくりに成功しました。
この成功の大きな要因は、住民の「人との絆」です。
私はよく、村人の家でご飯を食べさせてもらい、食文化を学んでいました。すると、その思いが伝わり、私の健康増進の講演会に知人も誘って来てくれるように。人情味の厚い県民性のおかげです。
思いやりホルモン
長野県民の長寿の理由として、高齢者の就業率の高さも挙げられます。つまり「生きがい」を持っているかどうかが関係しています。
生きがいは「誰かの役に立つこと」でも感じられるでしょう。こうした行動も長寿につながることが、科学的にも徐々に解明されてきました。
人を大切にすると、脳内に「オキシトシン」という神経物質が分泌。“思いやりホルモン”とか“幸せホルモン”と呼ばれるもので、高血圧を防ぐ作用があるのです。
私たちがこのホルモンを出すためには、まず、「1%は誰かのために生きること」が近道といえるでしょう。
まな板のトントン
14年前に拙著『がんばらない』を世に出しながらも、全力で生きてきた人間です。その私が100%の力を注ぎながら、「あと1%」が大切なことに気付いたエピソードを紹介します。
――膵臓がんを患った73歳の男性。本人の意思と家族の同意で手術は行わず、抗がん剤での治療を続けましたが、やがて肝臓に転移。緩和ケア病棟に入院となりました。
男性は「やるだけのことはやった」。100%生きたと思っていました。
ところが、奥さまがご主人の一時帰宅を希望したので、私は半日だけ認めることにしました。
病室に戻った男性は笑顔で「トントンがよかった」と。自宅で夕日を眺めていたら、奥さまが料理する、まな板の音が聞こえてきたそうです。
意識して聞いたことがない音に“生きてきてよかった”と感じ、食べられなくなっていたご飯を、少しだけ口に。「もう思い残すことはない」と語ってくれました。
あと1%、日常の営みの中で生きることが大切であり、この時こそ人生は輝きを増すことを知りました。
たとえ退院できなくても、院内で工夫できることはないか考えてみてください。
優しさとは想像力
私は、どんな時もあきらめません。患者と一緒に生きる意味を探し、あと1%にこだわる医療を続けています。
その中で「余命数カ月」と言われた人が、元気になって何年も生きた事例をたびたび見てきました。
こうした“1%の奇跡”を起こすには、本人の「生きたい」「生きていてよかった」との思いが不可欠で、時には周囲の協力も必要です。
――ある日、緩和ケア病棟に入院中の末期がんの男性が「ジゴボウが食べたいな」とつぶやきました。
ジゴボウとは、店では手に入りにくいキノコの一種。秋には山で採れますが、すでに晩秋だったので見つかるかは分かりません。でも、看護師たちは何回も山に入ってついに見つけ、男性にジゴボウのみそ汁を作りました。
「うれしくて、泣きながら食べた」と、大満足の思いを手紙につづった男性。優しさとは、他者への想像力であることを実感しました。
人間は、自分を大事に「利己的」に生きながら、他人をも大切に「利他的」に生きられる動物です。1%は誰かのために――そんな思いが広がっていけば、より良い社会になると考えています。
■プロフィル かまた・みのる 1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。74年、長野県の諏訪中央病院に赴任し、地域住民と「健康づくり運動」を実践。海外ではチェルノブイリ原発事故の救援活動、イラクでの医療支援などを継続。ロングセラー『がんばらない』(集英社)など、作家としても活躍している。
★慢性的な腰の痛みで困っていませんか?
勇気を奮って沈黙破った! 被爆証言集「男たちのヒロシマ」が好評 [心の繋がり]
日英併記 “不戦の波動”を国内外へ
新しい被爆証言集『男たちのヒロシマ――ついに沈黙は破られた』(第三文明社、1404円)が話題を呼んでいる。創価学会広島平和委員会が、2年3カ月の歳月をかけて編さんした労作。先月、広島市内で行われた「出版記念会」の内容と共に、本書に込められた思いなどを紹介する。
戦争は人を長く苦しめる
スタイリッシュな装丁が目を引く。手に取りやすい。ページをめくると、生々しい体験談に、ぐんぐん引き込まれる。心が、大きく揺さぶられる……。
今年4月30日に発刊された本書は、中国新聞5月4日付「ベストセラーズ 広島」の欄(紀伊國屋書店広島店調べ)で、堂々の1位に。また、同紙・書評欄「郷土の本」コーナー(5月18日付)でもいち早く紹介されるなど、広島で大きな反響を呼んでいる。学会の出版物という以前に“最新の被爆証言集”として注目され、中国地方を中心に今、ひたひたと読まれている一書だ。
今までの被爆証言集では、圧倒的に女性の声が多かったが、本書はタイトル通り、男性のみ14人の証言を収録した。来年の被爆70年を前に、勇気を奮って重い口を開いた、貴重な話の数々。文字通り70年もの“沈黙を破り”、本書を機に自らの体験を語り始めた人が半数ほどに及ぶ。
広島被爆の日「8・6」の後、それぞれ、どのように生き抜いてきたか。各証言とも、被爆後の人生に焦点が当たっている。両親・家族を失ったことも、自身や家族の闘病、受けた差別も、全て、筆舌に尽くせぬ苦しみを背負ったものだった。
戦争が、いかに残酷か。愚かな行為か。いかに長きにわたり、人を苦しめるのか。一つ一つの実体験が、それを如実に物語る。
本書はさらに、英語の翻訳文を併記したのが特徴だ。“ヒロシマから世界不戦への新たな世論の大波を”との思いが形となった。ちなみに今年4月、広島で開催されたNPDI(軍縮・不拡散イニシアチブ)の外相会合に参加した12カ国の外相らには、広島市を通じて資料などと共に本書が届けられている。
命懸けで語り残した体験
6月15日、広島市内で開かれた出版記念会には、証言者やその家族をはじめ、市当局や被爆者団体の代表、マスコミ、出版、教育関係者ほか約110人が出席。記念会の発起人には中国新聞社・特別顧問の今中亘さん、児童文学作家の大野允子さん、広島平和記念資料館・元館長の原田浩さんらが名を連ねた。
席上、本書の広島市への寄贈式が行われ、図書館や市立学校などへ約320冊が寄贈。また、湯﨑英彦広島県知事からの祝電が紹介され、広島文化学園の森元弘志理事長、広島県書店商業組合の山本秀明理事長、広島原爆被爆者援護事業団の鎌田七男理事長など、多くの来賓から心のこもった祝辞が相次いだ。
さらに、証言者とその家族もあいさつに立ち、証言集完成の喜びと思いを語った。
発起人のうち今中さんは、あいさつの中で今回の出版は大変意義深く、時宜を得たものと高く評価。英訳も併記された本書を「世界の一人でも多くの人に読んでいただき、核兵器廃絶への機運が一層盛り上がることを切に願います」と述べ、「ぜひ周囲の方々に本書の意義をPRし、被爆地ヒロシマからの“平和の発信”に役立ててほしい」と訴えた。
これに関連して、今中さんは、本書について「大半が、当時15歳以上の青春真っ盛りだった方の鮮烈な記憶に基づく証言です。これは大変貴重で説得力があります」と強調。「もし今後、被爆75年に同じ企画をしても、本書の証言者と同じ世代の方々から、同じように証言が得られるかどうか」と言及した。
今中さんは「命を懸けて被爆体験を語り残したいという思いが、ひしひしと伝わってくる一書です。既に鬼籍に入られたおひとかたを含め、積極的に証言してくださった14人の皆さまに心から敬意を表します」と述べた。
新しい被爆証言集『男たちのヒロシマ――ついに沈黙は破られた』(第三文明社、1404円)が話題を呼んでいる。創価学会広島平和委員会が、2年3カ月の歳月をかけて編さんした労作。先月、広島市内で行われた「出版記念会」の内容と共に、本書に込められた思いなどを紹介する。
戦争は人を長く苦しめる
スタイリッシュな装丁が目を引く。手に取りやすい。ページをめくると、生々しい体験談に、ぐんぐん引き込まれる。心が、大きく揺さぶられる……。
今年4月30日に発刊された本書は、中国新聞5月4日付「ベストセラーズ 広島」の欄(紀伊國屋書店広島店調べ)で、堂々の1位に。また、同紙・書評欄「郷土の本」コーナー(5月18日付)でもいち早く紹介されるなど、広島で大きな反響を呼んでいる。学会の出版物という以前に“最新の被爆証言集”として注目され、中国地方を中心に今、ひたひたと読まれている一書だ。
今までの被爆証言集では、圧倒的に女性の声が多かったが、本書はタイトル通り、男性のみ14人の証言を収録した。来年の被爆70年を前に、勇気を奮って重い口を開いた、貴重な話の数々。文字通り70年もの“沈黙を破り”、本書を機に自らの体験を語り始めた人が半数ほどに及ぶ。
広島被爆の日「8・6」の後、それぞれ、どのように生き抜いてきたか。各証言とも、被爆後の人生に焦点が当たっている。両親・家族を失ったことも、自身や家族の闘病、受けた差別も、全て、筆舌に尽くせぬ苦しみを背負ったものだった。
戦争が、いかに残酷か。愚かな行為か。いかに長きにわたり、人を苦しめるのか。一つ一つの実体験が、それを如実に物語る。
本書はさらに、英語の翻訳文を併記したのが特徴だ。“ヒロシマから世界不戦への新たな世論の大波を”との思いが形となった。ちなみに今年4月、広島で開催されたNPDI(軍縮・不拡散イニシアチブ)の外相会合に参加した12カ国の外相らには、広島市を通じて資料などと共に本書が届けられている。
命懸けで語り残した体験
6月15日、広島市内で開かれた出版記念会には、証言者やその家族をはじめ、市当局や被爆者団体の代表、マスコミ、出版、教育関係者ほか約110人が出席。記念会の発起人には中国新聞社・特別顧問の今中亘さん、児童文学作家の大野允子さん、広島平和記念資料館・元館長の原田浩さんらが名を連ねた。
席上、本書の広島市への寄贈式が行われ、図書館や市立学校などへ約320冊が寄贈。また、湯﨑英彦広島県知事からの祝電が紹介され、広島文化学園の森元弘志理事長、広島県書店商業組合の山本秀明理事長、広島原爆被爆者援護事業団の鎌田七男理事長など、多くの来賓から心のこもった祝辞が相次いだ。
さらに、証言者とその家族もあいさつに立ち、証言集完成の喜びと思いを語った。
発起人のうち今中さんは、あいさつの中で今回の出版は大変意義深く、時宜を得たものと高く評価。英訳も併記された本書を「世界の一人でも多くの人に読んでいただき、核兵器廃絶への機運が一層盛り上がることを切に願います」と述べ、「ぜひ周囲の方々に本書の意義をPRし、被爆地ヒロシマからの“平和の発信”に役立ててほしい」と訴えた。
これに関連して、今中さんは、本書について「大半が、当時15歳以上の青春真っ盛りだった方の鮮烈な記憶に基づく証言です。これは大変貴重で説得力があります」と強調。「もし今後、被爆75年に同じ企画をしても、本書の証言者と同じ世代の方々から、同じように証言が得られるかどうか」と言及した。
今中さんは「命を懸けて被爆体験を語り残したいという思いが、ひしひしと伝わってくる一書です。既に鬼籍に入られたおひとかたを含め、積極的に証言してくださった14人の皆さまに心から敬意を表します」と述べた。
マナーとは相手の立場に立って考える“思いやりの心” [心の繋がり]
「礼儀作法」「マナー」と聞くと、どこか堅苦しいイメージがありますが、なぜそれが生まれたのかを知ると、大切なのは“相手を思いやる気持ち”だと分かります。
知らずにやっていませんか?
・椀と箸を同時に持たず、椀を先に。
・箸を茶碗や皿の上に置かない。
・大皿料理などを取り分ける時は
「逆さ箸」をせず取り箸をもらう。
・食事の最中は「手皿」をせず、懐紙を添える。
・刺し身のわさびは、しょうゆに溶かさず、直接刺し身につける。
“相手に恥をかかせない”ために学ぶ
■「和食」ならではのポイントは、箸の使い方といいます。
汚していいのは箸先3センチほど。昔、お見合いで食事をしたのも、箸でその人の素養を見たそうです。日本人はお米により命がある民族でしたから、まずご飯からいただくのが本当。偉い人から見て「左上位」なので、ご飯が左、お汁は右に置きます。「彼の右に出る人はいない」とか「左遷」などの言葉は、他の人から見た状態。歌舞伎の花道も下手にあるし、噺家のセリフも顔の向きは左上位。洋間は逆で「右上位」です。
今、おかずからおかずへと「移り箸」で食べる人が多いですが、これだと前の味が口に残り、次のおかずを賞味できません。おかずを食べたらご飯かお汁を一口挟み、口の中の味を消すのが本来の作法です。心を込めて料理された方に対して、一番おいしくいただくためのルール。洋食のワイン、すし屋のガリも同じです。
■「マナー」の心得について。
私は新渡戸稲造の『武士道』の一文に出合い、マナーを深めようと思いました。「こうしたらどう思われるか?」と考えるのは体裁で、マナーじゃない。本当のマナーは“思いやりの心”です。
日本人は最初、「LOVE」を「御大切」と訳したそうです。和食のマナーも、同席者を大切に、器も大切に、作った方も大切にと、人やものを大切にする生き方に通じます。一番大事なのは心。自分が恥をかかないためだけにマナーを学ぶとか、知らない人を非難するなど優越感を持つのはダメですね。それでは本当の心は分からないように思います。マナーの勉強は、すごく面白いです。
■女性読者へ一言。
終戦の年に生まれた私は、ご近所さんに「ちょっと貸して」と抱っこされ、かわいがられて育ちました。でもよく怒られもして「お前はブスなんだから、笑顔であいさつしないと幸せになれないよ」って近所のおじさんが。それで今でも人と会ったらあいさつしないではすまないの(笑い)。本当に私を思ってくれてると分かる言い方で、素直に聞けたんです。母の言葉は聞かなかったのにね。今は親も他人も言わないから、皆さんと「愛情で叱ろう運動」をやりたいくらい(笑い)。知らない人にあいさつしちゃいけない時代って、悲しいわね。
下町育ちのせいか、私は人間が大好き。ほとんどの人は「話せば分かる」と信じています。人の心は鏡だから、嫌だと思うと嫌が返ってくる。相手を品定めしたり、よく思われようとせず、ありのままで付き合ってくれる方とのご縁を大切にすればいいんです。私はいつもドジばかりで、家族から「サザエさん」って言われてるの。ご縁がある方も「岩下さん、しょうがないねえ」って(笑い)。マナーで大切なのは、人に緊張感を与えず、ホッとさせる心遣いなんだけど……私は皆さんに助けられてばかり。毎日「今日もありがとう」と感謝しています。
マナーを堅苦しく感じる人もいるかもしれませんが、私はマナーのルール自体はあった方がいいと思います。例えばお葬式。黒い服だと安心してその場にいられ、その安心感が心の余裕を生み、相手を思いやれます。「どうしよう」と自分のことで精いっぱいだとそれができないから、「この時はこうすればいいよ」と先人たちが伝えた生活の知恵がマナーです。
だから「そんなことも知らないの」と相手に恥をかかせるために使ってほしくないの。周りの人を思いやり、良い関係が築けるよう作られたものだと思うから。マナーを知ると、安心していろんな場所に行けるし、思いやりを発揮できます。若い方たちには、そういうマナーを身に付けてほしいと思います。
■新渡戸稲造『武士道』より
「品性のよさをそこないたくない、という心配をもとに礼が実践されるとすれば、それは貧弱な徳行である。だが礼とは、他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現することである。(中略)礼はその最高の姿として、ほとんど愛に近づく」(奈良本辰也訳、三笠書房)
和食マナー・ワンポイントアドバイス
和食の席での心掛け
・服装は正座を崩した時、足を隠せ る丈のフレアスカートがベスト。
・できれば懐紙を用意する。
・器を傷つけないように、大きな
指輪は控える。
・香水はつけない。
箸のとり方(置き方はこの逆)
和食のマナーは「箸づかいに始まり、箸づかいに終わる」といわれます。
正しい使い方をマスターすれば、どんな会席料理もリラックスしていただけます。
※②~③を、指をそろえて箸から離さず行うと美しい!
①右手で、箸の中心より少し上(右側)を持つ
②左手を下から添え、右手を箸の右端まですべらせる
③右手を箸の右端から下にすべらせ正しく持ち、左手を離す
④正しく使う(下の箸は動かさず、上の箸だけ動かす)
知らずにやっていませんか?
・椀と箸を同時に持たず、椀を先に。
・箸を茶碗や皿の上に置かない。
・大皿料理などを取り分ける時は
「逆さ箸」をせず取り箸をもらう。
・食事の最中は「手皿」をせず、懐紙を添える。
・刺し身のわさびは、しょうゆに溶かさず、直接刺し身につける。
“相手に恥をかかせない”ために学ぶ
■「和食」ならではのポイントは、箸の使い方といいます。
汚していいのは箸先3センチほど。昔、お見合いで食事をしたのも、箸でその人の素養を見たそうです。日本人はお米により命がある民族でしたから、まずご飯からいただくのが本当。偉い人から見て「左上位」なので、ご飯が左、お汁は右に置きます。「彼の右に出る人はいない」とか「左遷」などの言葉は、他の人から見た状態。歌舞伎の花道も下手にあるし、噺家のセリフも顔の向きは左上位。洋間は逆で「右上位」です。
今、おかずからおかずへと「移り箸」で食べる人が多いですが、これだと前の味が口に残り、次のおかずを賞味できません。おかずを食べたらご飯かお汁を一口挟み、口の中の味を消すのが本来の作法です。心を込めて料理された方に対して、一番おいしくいただくためのルール。洋食のワイン、すし屋のガリも同じです。
■「マナー」の心得について。
私は新渡戸稲造の『武士道』の一文に出合い、マナーを深めようと思いました。「こうしたらどう思われるか?」と考えるのは体裁で、マナーじゃない。本当のマナーは“思いやりの心”です。
日本人は最初、「LOVE」を「御大切」と訳したそうです。和食のマナーも、同席者を大切に、器も大切に、作った方も大切にと、人やものを大切にする生き方に通じます。一番大事なのは心。自分が恥をかかないためだけにマナーを学ぶとか、知らない人を非難するなど優越感を持つのはダメですね。それでは本当の心は分からないように思います。マナーの勉強は、すごく面白いです。
■女性読者へ一言。
終戦の年に生まれた私は、ご近所さんに「ちょっと貸して」と抱っこされ、かわいがられて育ちました。でもよく怒られもして「お前はブスなんだから、笑顔であいさつしないと幸せになれないよ」って近所のおじさんが。それで今でも人と会ったらあいさつしないではすまないの(笑い)。本当に私を思ってくれてると分かる言い方で、素直に聞けたんです。母の言葉は聞かなかったのにね。今は親も他人も言わないから、皆さんと「愛情で叱ろう運動」をやりたいくらい(笑い)。知らない人にあいさつしちゃいけない時代って、悲しいわね。
下町育ちのせいか、私は人間が大好き。ほとんどの人は「話せば分かる」と信じています。人の心は鏡だから、嫌だと思うと嫌が返ってくる。相手を品定めしたり、よく思われようとせず、ありのままで付き合ってくれる方とのご縁を大切にすればいいんです。私はいつもドジばかりで、家族から「サザエさん」って言われてるの。ご縁がある方も「岩下さん、しょうがないねえ」って(笑い)。マナーで大切なのは、人に緊張感を与えず、ホッとさせる心遣いなんだけど……私は皆さんに助けられてばかり。毎日「今日もありがとう」と感謝しています。
マナーを堅苦しく感じる人もいるかもしれませんが、私はマナーのルール自体はあった方がいいと思います。例えばお葬式。黒い服だと安心してその場にいられ、その安心感が心の余裕を生み、相手を思いやれます。「どうしよう」と自分のことで精いっぱいだとそれができないから、「この時はこうすればいいよ」と先人たちが伝えた生活の知恵がマナーです。
だから「そんなことも知らないの」と相手に恥をかかせるために使ってほしくないの。周りの人を思いやり、良い関係が築けるよう作られたものだと思うから。マナーを知ると、安心していろんな場所に行けるし、思いやりを発揮できます。若い方たちには、そういうマナーを身に付けてほしいと思います。
■新渡戸稲造『武士道』より
「品性のよさをそこないたくない、という心配をもとに礼が実践されるとすれば、それは貧弱な徳行である。だが礼とは、他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現することである。(中略)礼はその最高の姿として、ほとんど愛に近づく」(奈良本辰也訳、三笠書房)
和食マナー・ワンポイントアドバイス
和食の席での心掛け
・服装は正座を崩した時、足を隠せ る丈のフレアスカートがベスト。
・できれば懐紙を用意する。
・器を傷つけないように、大きな
指輪は控える。
・香水はつけない。
箸のとり方(置き方はこの逆)
和食のマナーは「箸づかいに始まり、箸づかいに終わる」といわれます。
正しい使い方をマスターすれば、どんな会席料理もリラックスしていただけます。
※②~③を、指をそろえて箸から離さず行うと美しい!
①右手で、箸の中心より少し上(右側)を持つ
②左手を下から添え、右手を箸の右端まですべらせる
③右手を箸の右端から下にすべらせ正しく持ち、左手を離す
④正しく使う(下の箸は動かさず、上の箸だけ動かす)
気持ちを伝える 一筆箋のススメ [心の繋がり]
2、3行でも心に残る
“文章を書くのは苦手だけど、ちょっとした気持ちを気軽に伝えたい”……。
そんな人にピッタリな「一筆箋」の魅力や楽しみ方を
今、手書きの文字が持つ温かさが見直されています。
手書きの手紙やはがきって、目にする機会が減ったからこそ、もらうとうれしくなりますよね。
けれど、いざ自分が手紙を書こうと思うと、何を書こうか迷ってしまうもの。
そんなときに便利なのが「一筆箋」です。
“わざわざ感”
一筆箋は便箋と比べると4分の1ほどの大きさで、相手と自分の名前を書くと、数行のスペースしか残りません。わずか2、3行のメッセージ。でも、「私のために、わざわざ書いてくれたんだ」と心に残ります。メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にはない、この“わざわざ感”が喜ばれるのです。
添えるもの
一筆箋は、基本的に添えるものです。取引先への書類や、友人への贈り物に添える他、メモ代わりとしても使えます。職場や家庭で、一筆箋を使って、ちょっとしたメッセージを残してみてはいかがでしょうか。
読みやすく書く 3つのポイント 1、文字は大きく 2、太字のペン 3、インクは黒より青 ルールはない
書き方は、①相手の名前②本文③自分の名前を書くのが基本ですが、「こうしなければいけない」というルールはありません。気を付けることといえば、相手の会社名や名前を間違えないことです。
また、「美しさ」ではなく、「読みやすさ」が大事です。うまい下手を気にせず、自分らしく書いてみましょう。青インクを使い、太字ペンで大きく書くと堂々として見え、明るく、さわやかなイメージになります。
ちょっとしたことですが、時々、漢字をあえて「ひらがな」にすると、やわらかい印象になります。
大事なことは、相手を思う心です。さあ、あなたの思いを一筆箋に込めて、大切な人に届けてみませんか?
書いてみよう ビジネスシーンで
口頭で済むことをあえて手書きで表したり、メモ用紙やふせん紙の代わりに一筆箋を使ったり。ビジネスシーンでも大いに活用できます。事務的な連絡にも不思議と温かみが生まれます。
プライベートで
親しい間柄だからこそ、「気持ちを添える」一手間を加えてみてはいかがでしょうか。手紙のように、書き方のマナーがないので、目上の方にも気軽に書くことができます。
楽しさ広がる選び方
絵柄に思いを込めるのも、一筆箋の楽しみの一つです。選び方のアイデアを紹介します。
① 季節を送る
夏は涼やかな風鈴柄、秋には真っ赤な紅葉が描かれたものなど、美しい季節を一緒にお届け。
② 趣味にあわせて
送る相手の趣味に合わせた絵柄は、「私を思ってくれている」「好きなものを覚えていてくれた」と喜ばれるものです。自分の趣味に関する柄も印象が残りますね。
③ 名前にちなんで
相手や自分の名前にちなんだ絵柄を使うのも楽しいものです。「百合」さんならユリの花の柄、「しまだ」さんだったらストライプ柄などを選んでみては?
④ ご当地もの
住んでいる地域や旅行先の名所など、そこでしか手に入らないご当地一筆箋を探すのも面白いですね。
⑤ 幸運のモチーフ
四つ葉のクローバーなど、幸運のモチーフや縁起の良い柄は多くの人に好まれます。お祝いごとにもオススメです。
NewsPicks
“文章を書くのは苦手だけど、ちょっとした気持ちを気軽に伝えたい”……。
そんな人にピッタリな「一筆箋」の魅力や楽しみ方を
今、手書きの文字が持つ温かさが見直されています。
手書きの手紙やはがきって、目にする機会が減ったからこそ、もらうとうれしくなりますよね。
けれど、いざ自分が手紙を書こうと思うと、何を書こうか迷ってしまうもの。
そんなときに便利なのが「一筆箋」です。
“わざわざ感”
一筆箋は便箋と比べると4分の1ほどの大きさで、相手と自分の名前を書くと、数行のスペースしか残りません。わずか2、3行のメッセージ。でも、「私のために、わざわざ書いてくれたんだ」と心に残ります。メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にはない、この“わざわざ感”が喜ばれるのです。
添えるもの
一筆箋は、基本的に添えるものです。取引先への書類や、友人への贈り物に添える他、メモ代わりとしても使えます。職場や家庭で、一筆箋を使って、ちょっとしたメッセージを残してみてはいかがでしょうか。
読みやすく書く 3つのポイント 1、文字は大きく 2、太字のペン 3、インクは黒より青 ルールはない
書き方は、①相手の名前②本文③自分の名前を書くのが基本ですが、「こうしなければいけない」というルールはありません。気を付けることといえば、相手の会社名や名前を間違えないことです。
また、「美しさ」ではなく、「読みやすさ」が大事です。うまい下手を気にせず、自分らしく書いてみましょう。青インクを使い、太字ペンで大きく書くと堂々として見え、明るく、さわやかなイメージになります。
ちょっとしたことですが、時々、漢字をあえて「ひらがな」にすると、やわらかい印象になります。
大事なことは、相手を思う心です。さあ、あなたの思いを一筆箋に込めて、大切な人に届けてみませんか?
書いてみよう ビジネスシーンで
口頭で済むことをあえて手書きで表したり、メモ用紙やふせん紙の代わりに一筆箋を使ったり。ビジネスシーンでも大いに活用できます。事務的な連絡にも不思議と温かみが生まれます。
プライベートで
親しい間柄だからこそ、「気持ちを添える」一手間を加えてみてはいかがでしょうか。手紙のように、書き方のマナーがないので、目上の方にも気軽に書くことができます。
楽しさ広がる選び方
絵柄に思いを込めるのも、一筆箋の楽しみの一つです。選び方のアイデアを紹介します。
① 季節を送る
夏は涼やかな風鈴柄、秋には真っ赤な紅葉が描かれたものなど、美しい季節を一緒にお届け。
② 趣味にあわせて
送る相手の趣味に合わせた絵柄は、「私を思ってくれている」「好きなものを覚えていてくれた」と喜ばれるものです。自分の趣味に関する柄も印象が残りますね。
③ 名前にちなんで
相手や自分の名前にちなんだ絵柄を使うのも楽しいものです。「百合」さんならユリの花の柄、「しまだ」さんだったらストライプ柄などを選んでみては?
④ ご当地もの
住んでいる地域や旅行先の名所など、そこでしか手に入らないご当地一筆箋を探すのも面白いですね。
⑤ 幸運のモチーフ
四つ葉のクローバーなど、幸運のモチーフや縁起の良い柄は多くの人に好まれます。お祝いごとにもオススメです。
NewsPicks
父親ライフってどんな感じ? [心の繋がり]
積極的に子育てに参加する父親が増えています。仕事とのやりくり、時間の使い方など、それぞれの環境により関わり方はさまざま。父の日に当たり、“子育て真っ最中”の新米パパに父親ライフの楽しみ方を聞きました。
妻とスケジュールを共有
子どもとの生活が始まり、変わったことの一つが、面倒を見るために、「誰かが家にいなければいけない」ということ。夫婦2人の時は自由に動けましたが、今ではそうはいきません。共働きなので、時間のやりくりを工夫しています。
スケジュールをオンライン上で管理して、お互いの予定が分かるように。始業・終業時間や、会議、出張、友人との飲み会など、予定だけでなく、その内容や目的もできる限り入力します。
妻も私の行動予定が分かるので、子どもをいつ私に預けられるのか、食事の用意はどうしたらいいか、育児と家事の見通しがつきやすくなっているのではないでしょうか。私も妻のスケジュールを見ることで、今週は会議の準備で忙しい時だと分かるので楽ですね。
数カ月後のことも分かっていれば「早めに伝える」ことを心掛けています。
友人との交流は自宅で
子育て中は、寝かしつけや入浴など、家にいなければできないことがあります。その分、どうしても外に出て友人と会う機会が減ります。つらい部分ですが、最近は代替策として「スカイプ飲み会」をするようになりました。「スカイプ」のビデオ通話を使い、パソコンを前に友人と話しながら飲むのです。
少ないお金で、時間を気にせずに飲み、語り合え、思った以上にメリットが多いことに気付きました。私の友人たちの間では、ひそかにはやっています。友人と飲んで語り合いたいけど、時間がない。そんなパパにお勧めですね。何より、奥さんの理解も得やすいですから。
「父親であることを、目いっぱい楽しんでいる父親」を目指して、育休を取り、子育てに挑戦。わが子との触れ合いに充実を感じる一方で、一時は「育児ノイローゼ」にもなりかけました。
激しく泣き叫ぶ娘に、心が落ち着いている時なら難なく対応できても、やらなければならないゴミ出しや、洗濯などの家事が進まないと、イライラが一気にたまるのです。心のコントロールを失いかけた時、気が付くと、娘を上下に揺さぶっていました。「揺さぶられっ子症候群」の怖さを知っていたので、首だけはしっかり支えるようにしていましたが、こうした感情に自分が陥ることを、子育てをして初めて知りました。
「このままの状態で娘と一緒にいると、自分はおかしな行動を取ってしまう」と考えるようになり、娘の機嫌が悪いと判断した時は、全ての家事を諦め、外出して気分転換を図るようにしました。
ストレスの存在を認識し、きつい時はストレスを抱え込まないように、具体的な工夫をする。そうした自分に変化したと思います。
子育て日記が楽しみ
ストレスを抱え込まないための自分流の楽しみ方として、子どもの様子を日記に書いています。日記は、子どもを主人公にしたもので、子どもが成人したら本にしてプレゼントするのです。
その時、子どもがどれくらい喜ぶのか、想像するだけでも楽しくなります。
赤ちゃんのスキンケアについての課題が明確になり、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎の予防や症状の改善につながるスキンケアの発見もありました。子育てに関わることは、自分の仕事の力を磨くことにもつながっていると感じます。
妻とスケジュールを共有
子どもとの生活が始まり、変わったことの一つが、面倒を見るために、「誰かが家にいなければいけない」ということ。夫婦2人の時は自由に動けましたが、今ではそうはいきません。共働きなので、時間のやりくりを工夫しています。
スケジュールをオンライン上で管理して、お互いの予定が分かるように。始業・終業時間や、会議、出張、友人との飲み会など、予定だけでなく、その内容や目的もできる限り入力します。
妻も私の行動予定が分かるので、子どもをいつ私に預けられるのか、食事の用意はどうしたらいいか、育児と家事の見通しがつきやすくなっているのではないでしょうか。私も妻のスケジュールを見ることで、今週は会議の準備で忙しい時だと分かるので楽ですね。
数カ月後のことも分かっていれば「早めに伝える」ことを心掛けています。
友人との交流は自宅で
子育て中は、寝かしつけや入浴など、家にいなければできないことがあります。その分、どうしても外に出て友人と会う機会が減ります。つらい部分ですが、最近は代替策として「スカイプ飲み会」をするようになりました。「スカイプ」のビデオ通話を使い、パソコンを前に友人と話しながら飲むのです。
少ないお金で、時間を気にせずに飲み、語り合え、思った以上にメリットが多いことに気付きました。私の友人たちの間では、ひそかにはやっています。友人と飲んで語り合いたいけど、時間がない。そんなパパにお勧めですね。何より、奥さんの理解も得やすいですから。
「父親であることを、目いっぱい楽しんでいる父親」を目指して、育休を取り、子育てに挑戦。わが子との触れ合いに充実を感じる一方で、一時は「育児ノイローゼ」にもなりかけました。
激しく泣き叫ぶ娘に、心が落ち着いている時なら難なく対応できても、やらなければならないゴミ出しや、洗濯などの家事が進まないと、イライラが一気にたまるのです。心のコントロールを失いかけた時、気が付くと、娘を上下に揺さぶっていました。「揺さぶられっ子症候群」の怖さを知っていたので、首だけはしっかり支えるようにしていましたが、こうした感情に自分が陥ることを、子育てをして初めて知りました。
「このままの状態で娘と一緒にいると、自分はおかしな行動を取ってしまう」と考えるようになり、娘の機嫌が悪いと判断した時は、全ての家事を諦め、外出して気分転換を図るようにしました。
ストレスの存在を認識し、きつい時はストレスを抱え込まないように、具体的な工夫をする。そうした自分に変化したと思います。
子育て日記が楽しみ
ストレスを抱え込まないための自分流の楽しみ方として、子どもの様子を日記に書いています。日記は、子どもを主人公にしたもので、子どもが成人したら本にしてプレゼントするのです。
その時、子どもがどれくらい喜ぶのか、想像するだけでも楽しくなります。
赤ちゃんのスキンケアについての課題が明確になり、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎の予防や症状の改善につながるスキンケアの発見もありました。子育てに関わることは、自分の仕事の力を磨くことにもつながっていると感じます。
あなたの笑顔は幸せへのパスポート [心の繋がり]
自分と周りを変えるチカラ
時間に追われて、眉間にしわが寄っているなんてことありませんか。そんなとき、あえてほほ笑んでみると、不思議と心に余裕が生まれます。また、人の笑顔に元気をもらうことも。
人は「楽しいから笑う」というだけではありません。「笑うから楽しくなる」のです、心からそう言えるのには訳があります。
ふと鏡をのぞいてみると、そこには無表情な自分が映っていました。こんな暗い顔では誰も寄りつかないはずです。そんな時、一冊の本に出合ったのです。“笑顔になれば出会いが変わり、仕事や人生も好転していく”と書かれていました。
「縁」も「円」も生む
「笑顔」を大切にすると心が前向きになるだけでなく、人間関係に変化が表れ、人との出会いにも恵まれるようになりました。
笑顔を簡単なイラストにすると、目は三日月、口はニッコリ、外周を結ぶと顔の中に「円(○)」ができます。
「円」の笑顔が、人と人との「縁」を結ぶ。「縁」によって仕事も順調! 「円(¥)」にもつながります。私自身、笑顔の縁によって、不思議と仕事も舞い込んでくるようになりました。
しかめっ面と違って、笑顔を向けられて嫌な気分になる人は、ほとんどいません。
良い出会いも、自分の人生を開くチャンスも、ほんのちょっとの笑顔から生まれるのだと思います。
表情を変える秘策
「そうは言っても、とても笑顔になんかなれない」という時もあるでしょう。そんな人に、私はこう答えるんです。「人を笑顔にすることに専念してみてください」
自分の悩みにばかり目を向けないで、「どうしたら友人が喜ぶか」を考えていると自然と笑顔になりますよ。
笑顔には、人を幸せにする力、1人から2人、3人へと広がっていく“伝染力”があります。笑顔は「幸せへのパスポート」なんです。
こんなときに効果的!
★悩み事のある人に
寄り添って話を聞くだけで、相手は癒やされます。アドバイスも大切ですが、笑顔のぬくもりが、悩んでいる人の力になることもあります。
★苦手な人にこそ
思い切って笑顔であいさつしてみてください。案外、思い込みで相手を見ていたことに気付くもの。笑顔が人間関係の潤滑油になります。
★電話のときは
口角を上げて電話の受け答えをすると、声も明るくなり、好印象に!
笑顔を意識できるように、電話機の横に鏡を置く企業も多くあります。
★朝と夜には笑顔リセット
朝起きたら、青空や好きな絵など美しいものを見て、笑顔ですがすがしくスタート。夜寝る前には、一日を笑顔でリセット! 楽しいことを想像して、気持ち良く眠りにつきましょう。
★無理なお願いをするとき
申し訳なさそうな表情ではなく、笑顔を添えてみてください。あなたの爽やかな笑顔で、気持ち良く引き受けてくれるかもしれません。
時間に追われて、眉間にしわが寄っているなんてことありませんか。そんなとき、あえてほほ笑んでみると、不思議と心に余裕が生まれます。また、人の笑顔に元気をもらうことも。
人は「楽しいから笑う」というだけではありません。「笑うから楽しくなる」のです、心からそう言えるのには訳があります。
ふと鏡をのぞいてみると、そこには無表情な自分が映っていました。こんな暗い顔では誰も寄りつかないはずです。そんな時、一冊の本に出合ったのです。“笑顔になれば出会いが変わり、仕事や人生も好転していく”と書かれていました。
「縁」も「円」も生む
「笑顔」を大切にすると心が前向きになるだけでなく、人間関係に変化が表れ、人との出会いにも恵まれるようになりました。
笑顔を簡単なイラストにすると、目は三日月、口はニッコリ、外周を結ぶと顔の中に「円(○)」ができます。
「円」の笑顔が、人と人との「縁」を結ぶ。「縁」によって仕事も順調! 「円(¥)」にもつながります。私自身、笑顔の縁によって、不思議と仕事も舞い込んでくるようになりました。
しかめっ面と違って、笑顔を向けられて嫌な気分になる人は、ほとんどいません。
良い出会いも、自分の人生を開くチャンスも、ほんのちょっとの笑顔から生まれるのだと思います。
表情を変える秘策
「そうは言っても、とても笑顔になんかなれない」という時もあるでしょう。そんな人に、私はこう答えるんです。「人を笑顔にすることに専念してみてください」
自分の悩みにばかり目を向けないで、「どうしたら友人が喜ぶか」を考えていると自然と笑顔になりますよ。
笑顔には、人を幸せにする力、1人から2人、3人へと広がっていく“伝染力”があります。笑顔は「幸せへのパスポート」なんです。
こんなときに効果的!
★悩み事のある人に
寄り添って話を聞くだけで、相手は癒やされます。アドバイスも大切ですが、笑顔のぬくもりが、悩んでいる人の力になることもあります。
★苦手な人にこそ
思い切って笑顔であいさつしてみてください。案外、思い込みで相手を見ていたことに気付くもの。笑顔が人間関係の潤滑油になります。
★電話のときは
口角を上げて電話の受け答えをすると、声も明るくなり、好印象に!
笑顔を意識できるように、電話機の横に鏡を置く企業も多くあります。
★朝と夜には笑顔リセット
朝起きたら、青空や好きな絵など美しいものを見て、笑顔ですがすがしくスタート。夜寝る前には、一日を笑顔でリセット! 楽しいことを想像して、気持ち良く眠りにつきましょう。
★無理なお願いをするとき
申し訳なさそうな表情ではなく、笑顔を添えてみてください。あなたの爽やかな笑顔で、気持ち良く引き受けてくれるかもしれません。
三鷹ストーカー事件 [心の繋がり]
毎日、事件が起こりますが、ストーカーの心理分析の話が
TVでよく流れます。
身近に被害にあわれてる女性の相談を受けました。
相手が会社の上司だったりしたら最悪ですね!
仕事中や帰宅してからも、
また、私生活にも入り込んでくる状態。
本人はノイローゼになり会社を辞めることになりました。
もともと、体が悪い方だけに「不治の病」同情心から
上司に見込まれたのでしょうけれど、美人で頭の切れる女性ですが
甘えがあって上司に付け込まれる事になったのでしょう。
私生活では自分の宗教に強引に加入したり、
連絡が取れないと、あちこち知人の所に理由をつけて電話したり、
本人が帰宅するまでマンションの前で待ってたり、
自分のプライバシーはほとんどない状態までになったそうです。
友人の家に泊めてもらったり、別に住まいを借りて住んでいます。
マンションの方は人に住んで様子を見てるそうです。
会社を辞めた現在。
今度は警察に相談して対応して頂くことになるのでしょうが、
好きな仕事を取り上げられ、可哀想な女性です。
TVでよく流れます。
身近に被害にあわれてる女性の相談を受けました。
相手が会社の上司だったりしたら最悪ですね!
仕事中や帰宅してからも、
また、私生活にも入り込んでくる状態。
本人はノイローゼになり会社を辞めることになりました。
もともと、体が悪い方だけに「不治の病」同情心から
上司に見込まれたのでしょうけれど、美人で頭の切れる女性ですが
甘えがあって上司に付け込まれる事になったのでしょう。
私生活では自分の宗教に強引に加入したり、
連絡が取れないと、あちこち知人の所に理由をつけて電話したり、
本人が帰宅するまでマンションの前で待ってたり、
自分のプライバシーはほとんどない状態までになったそうです。
友人の家に泊めてもらったり、別に住まいを借りて住んでいます。
マンションの方は人に住んで様子を見てるそうです。
会社を辞めた現在。
今度は警察に相談して対応して頂くことになるのでしょうが、
好きな仕事を取り上げられ、可哀想な女性です。