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9月1日は防災の日 きょうのテーマは「食料品の備蓄」 [防災の日]

日常生活の延長での買い足しが大事 3849.jpg
 9月1日は「防災の日」です。今回のテーマは「食料品の備蓄」。いざという時に備えて、日頃から実践できる方法や、何を備蓄したらいいか


 最初に質問です。あなたの家には、何日分の食料が備蓄されていますか?

 こう質問されて、「えっ」と戸惑う人も多いかと思います。


災害時にこそ食事で元気に

 災害時の食事といえば、保存食の乾パンや避難所で配られるおにぎりなどを思い浮かべてしまいませんか。「災害だから、ぜいたくは言えない」と考えている人もいるでしょう。でも、災害が起こった時にこそ、元気が出る食事を取り、活力をみなぎらせることが大事だと私は思っています。

 乾パンなどの保存食から食べ始めるのではなく、普段の食事の延長で生活できるよう心掛け、準備することが大切です。

 冷蔵庫の中身が空っぽという家庭は、まずないと思いますが、例えば、自宅にお米は何キロありますか? お米がなくなったら購入するのではなく、早め早めに補充すれば、それは立派な食料品の備蓄。後は、災害が発生し、電気・ガス・水道などのライフラインが遮断された時でも、いかに食べられるようにできるかがポイントです。


用意しておきたい「カセットコンロ」

 ぜひ用意しておきたいのが、「カセットコンロ」。被災後も、カセットコンロがあれば、普段通りの料理ができます。発生直後は、簡単に食べられる物から消費し、2日目からは冷蔵庫にある傷みやすい物や、賞味期限が近い物などを中心に食べていくようにしましょう。

 普段食べている物が震災時の食料となるので、日常的に消費しながら、買い足していきます。まずは、1週間分の備蓄ができるように、コツコツと準備していってほしいと思います。

 今回は、一手間加えた備蓄方法や、備蓄した方がいい物を紹介します。

一手間かけて日頃から準備

 いつ起こるか分からない自然災害に対し、日頃から一手間かけることで、いざという時に助かることもあります。

 肉類は、調理しやすい大きさにカットして下味をつけて冷凍保存。切っているので災害時に洗い物も少なくなります。

 葉物野菜を購入したら、まず洗ってから冷蔵庫に収納する。断水時などには、水で洗うこともできません。

 ハンバーグなどを作る時は、多めに作って冷凍庫へ。焼いたり、温めたりするだけで食べられる状態に。

 冷蔵庫には、そのまま食べられる豆腐や納豆などを常備する。停電時などに、すぐに食べられるように。

 余りそうな野菜は、傷む前に、ゆでて冷凍庫に保存。自然解凍すれば、そのまま食べることができます。

主食は無洗米や乾麺で

 空腹感を満たすためには、主食は必要不可欠です。食べ飽きないように、お米の他にも、餅や麺類なども備えておくとよいでしょう。

 災害時には、水が非常に貴重です。避難生活では、米をとぐ水がなく、そのまま炊くしかない状況が多くあります。そのため、わが家では、お米は無洗米にしています。麺類は、1~3分程度でゆでられるパスタやそうめんなどを選びましょう。

 お子さんがいる家庭では、ホットケーキなどもお勧めです。


調味料は早めの補充

 しょうゆ、みそ、麺類用のつゆなど、普段の暮らしで使用している調味料も、1カ月分のストックをお勧めします。被災生活が長くなると、食事も同じものになりがちですが、調味料で味を変える工夫もできます。

 通常は、なくなりそうになったら新しい物を購入している人が多いと思います。ですが、震災で品薄の状態になった場合などのために、半分になったら購入したり、一つ備蓄しておいたりと、余裕をもって補充していきましょう。災害時に慌てる必要もありません。


食べる煮干しなどで栄養補給

 インスタントスープやみそ汁は、ぜひ備蓄しておきたいものです。非常時に温かい飲み物があると、心が和みます。具材のわかめや乾燥豆腐などには、不足しがちなミネラルや植物性タンパク質なども含まれています。ふりかけやのりなども、日頃からストックしておけば便利です。

 また、被災した時は、野菜や魚などがなかなかとれず、栄養バランスも偏りがち。災害時には、取りづらい栄養素が補給できるような食べる煮干しなど、食品をおやつ代わりに常備することもお勧めです。


レトルト食品や缶詰は好物を

 主食をおいしく食べるためには、おかずが必要です。災害時には、レトルト食品が便利。カレーをはじめ多くの種類がありますが、ポイントは好きな物です。家族が好きなレトルト食品を賞味期限を確認しながら消費、補充する流れを作っておきましょう。

 また、被災生活が長引けば、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足し、体調を崩しやすくなります。野菜ジュースやフルーツの缶詰も備蓄しましょう。缶詰は保存期間も長く、防災向きの食品。煮物などの缶詰も重宝します。


災害用浄水器が便利

 大地震などの際、断水被害は深刻です。人間が1日に必要とする水分は年齢によっても異なりますが、体重1キログラム当たり、成人は50ミリリットル、幼児は100ミリリットル、乳児は150ミリリットル。最低10日間程度の備蓄をお勧めしますが、自宅のスペースの問題もあると思います。

 幸い日本は、水に恵まれている国です。災害用のハンディ浄水器などを購入しておくと、河川水など、そのまま飲めない水も、飲用水に変えることができます。いざという時に効果を発揮しますので便利です。
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