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 街歩き シニアの “旅スタイル” [旅行]

 この頃、「シニア割」という言葉をよく見掛けます。映画館、美術館、博物舘から、海外旅行パック、国内の飛行機、さらには、国技館などの相撲ではシニア席が用意されています。miniset-top.jpg 

 国内の宿泊旅行市場は半数以上が50歳代以上で占められていて、ミドル・シニア市場だと言われています。日本人の平均寿命は世界一。ますます元気なシニアが旅をすることでしょう。

 評論家・立花隆氏は『思索紀行』(書籍情報社)の中で、「旅で経験するすべてのことがその人を変えていく。その人を作り直していく。旅の前と旅の後では、その人は同じ人ではありえない」と。シニアこそ、そのような旅にしたいものです。そのための方法として、私は「深く」「広く」「支える」という三つのキーワードを提案します。

 「深く」は、「こだわり」と置き換えてもよいでしょう。例えば世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の「富岡製糸場」には、多くの観光客が訪れています。しかし、それだけで終わらず、周辺の「絹産業遺産」まで見学して、それらの持つ意義を全体的に理解すれば、旅をより深く味わえるでしょう。

 「広く」は、今まで関心がなかったことや、体験したことのないようなことに挑戦してみることです。私は、かつて北海道の釧路湿原を再訪した際、釧路川をカヌーで下りました。初体験で、最初はびくびくしましたが、とても充実した旅となりました。

 流行の、海外で長期間を過ごす「ロングステイ」は、「支える」です。海外ではなく、国内の地方都市に滞在することでも、その地域の活性化に寄与することになるでしょう。週末、気に入った町で暮らす2地域居住も「支える」の一つです。思い切って、旅先で見掛ける日本の伝統工芸品を購入することにも、日本文化を「支える」意味があるでしょう。

 そんな、シニア旅のスタイルが確立すれば良いなと思っています。



ポイント

 ◎チケット購入前には、「シニア割」がないか、確認してみましょう。

 ◎時間に余裕があれば「週末フリーパス」のような、数日間を広域に移動できるようなパスなどの活用も検討してみましょう。

 ◎シニア世代が旅をする意義を一度考えてみませんか。若い時とは旅のスタイルは変化するはずです。

 ◎シニア旅は「深く」「広く」「支える」をキーワードにした、旅のスタイルを目指しませんか。
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