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昨日の地震に思う! [自然の力・気象情報]

 今夏、豪雨に伴う広島の土砂被害では多くの犠牲者が出た。九州、近畿、北海道、関東北部などでは、豪雨や激しい落雷に加え、震度3を超える地震が各地で発生した。また、首都直下地震や南海トラフ地震の発生が予測され、26日には日本海の地震津波想定が発表された。身近に迫る災害に対し、自身の“防災力”を高めていきたい。1-4.jpg

 千葉県内で、築62年の木造家屋に住む方から話を聞いた。先ごろ耐震診断を行ったところ、「平屋なので倒壊の危険性は低く、数年は居住可能」との結果だったが、一方で「屋根の瓦が重すぎる」「柱の一部が傷んでいる」とも指摘され、耐震強化用の修繕を勧められたという。

 住人にとって、まずはひと安心だが、自室内や家周辺の防災対策、避難場所の確認、地域全体の取り組み……と、いろいろ考えさせられた。細かな点では、家具や電化製品等の固定、ガラス窓の飛散防止など、面倒にすら思うことも多いが、その油断が“最大の敵”であることを忘れてはなるまい。

 煩わしさを軽減するには、例えば、公明党が2年前に作成した防災ブックレット(党ホームページ「日本再建JP」に掲載)を使うのも、一つの方法だ。そこには、持病や薬などを記載する「災害時安心シート」、自宅での備蓄品等が分かりやすくまとめられ、チェックシートも付けられている。

 広島の土砂被害では、夜中に豪雨が襲い、避難指示の前に土石流が発生した。「海や河川が近辺にある」「背後に山がある」といった、居住地域の特徴を理解した上で、災害対策を入念にしておきたい。地域ごとに、防災チェックリストなどを作成している自治体もある。まずは一度、目を通そう。その際には、家族で一緒に見て、避難経路や避難先、緊急連絡の方法などについて確認し合うようにも努めたい。

 大災害の時には、道路やライフラインが寸断される可能性も高く、すぐに「公助」を得ることは難しい。孤立すれば、最低3日間は生き延びられるだけの備蓄が必要だという。「自助」「共助」の備えを、しっかり整えることが何より重要だ。

 9月1日は「防災の日」。30日から始まった防災週間中には、各地で防災訓練などが行われる。積極的に参加して防災力の向上を図るとともに、地域全体の力で安全の確保に取り組もう。災害から尊い命を守るため、普段から備えを怠らない一人一人でありたい。

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