ボールを使って筋力アップ [体操・鍛える]
足は「第2の心臓」
健康のバロメーターは「自分の力で歩けるかどうか」です。事故や病気で歩けない人もいますが、加齢や生活習慣で歩けなくなるのは、極力、避けたいものです。
足には、歩くことで全身の血流を促進させる働きがあります。足の筋肉がポンプの役割を担っており、「足は第2の心臓」といわれます。
つまり、歩く習慣がないと全身の血流量が減り、身体に悪影響を与えるのです。
国民的アイドルとなった「きんさん・ぎんさん」の姉・成田きんさんは、105歳のころ、歩けなくなった「足の健康」を取り戻そうと、当院へ。ふくらはぎの運動から始めて、約3カ月で見事な筋肉を復活させ、院内を“つえなし”で歩けるまでになりました。
高齢者の筋力トレーニング(筋トレ)は、方法を間違えなければ可能です。何歳から始めても、遅くないのです。
今回は、きんさんの健康・長寿の秘訣と私の臨床経験を基にした、ボールを使うトレーニングを紹介します。
私が開発した「クノンボール」は直径約30㌢。すべりにくく、中の空気は8割ほどでボールが指でつまめる程度。同じ物がなければ、代用品で試してもいいでしょう。
筋トレを続けるコツは、①楽しんでする②難しいこと・嫌なことはしない③無理をしない④(旅行や外出する)目標を持つ――の四つ。飽きないよう、2人以上で一緒に行うことも大切です。
誰もが簡単に楽しく、効果を実感して長生きされることを願っています。
挟んで立つ
太もも前面の大腿直筋と、内側の内転筋を鍛えます。内転筋は骨盤の動きを安定させ、歩いたり、走ったりする時などに重要な筋肉です。
通常、椅子から立つ時には大腿直筋だけを使いますが、足の負担が大きくて立てない高齢者もいます。
そこで、膝にボールを挟むことで内転筋も使い、負担を減少。左右四つの筋肉で立ち上がり、脚力全体の強化にもつながります。
〈やり方〉
①椅子に浅く座り、両足を後ろに引き、肩幅に開く。
②軽く胸を張り、膝の中心でボールを挟む。
③膝に力を入れてすぼめ、軽くボールを圧迫する。
④背筋を伸ばし、ボールを圧迫したまま、ゆっくり立つ。立った後は、そのままゆっくり座る。
〈ポイント〉
「立つ・座る」を20回繰り返し、1日3セットが目安。
かがんで立つと、上半身の勢いで立ってしまうため効果が望めません。かかとを床につけて立つのを意識します。
使う筋肉を触ったり、ボールを使わない同じ動きで違いを感じたりしましょう。
立って挟む
お尻の筋肉にある骨盤底筋と、内転筋を鍛えます。
特に女性は、出産等で骨盤底筋が緩み、尿漏れを起こす傾向があります。骨盤底筋と内転筋を鍛えると、尿漏れの予防・防止になります。
1日2回、起床・就寝時に行うと習慣化しやすく、すでに尿漏れの兆候がある人は、排尿後に行うといいです。
〈やり方〉
①足を肩幅に開いて立ち、足先を“逆ハの字”にする。
②膝よりも少し下の位置にボールを挟む。
③足を真っすぐに伸ばし、ボールを圧迫して10秒間保つ。
④10秒たったら、膝を開いて緩める。
〈ポイント〉
「圧迫する・緩める」を20回繰り返し、1日2セットが目安です。
足の開き過ぎやボールの位置が高過ぎると、効果なし。ボールを圧迫した時にお尻を触り、効果を感じましょう。筋肉を緊張させた後は、必ず緩めることも大事です。
腕挟み
「二の腕」「振り袖」ともいわれる、上腕三頭筋を鍛えます。転倒時に、手をついて踏ん張るために必要な筋肉。特に高齢者は、思わぬ事故で骨折などをしないよう、鍛えておくことをお勧めします。
〈やり方〉
①全身をリラックスさせて椅子に座り、右の手のひらを上にして、右膝の上に置く。
②右手にボールを置き、左腕の肘を伸ばして手を置く。
③手刀(空手チョップ)のように、左手でボールを上から圧迫して10秒間保つ。
④左右の腕を入れ替えて、同じように交互に行う。
〈ポイント〉
両腕ともに20回繰り返し、1日2セットが目安です。
ボールを圧迫した時、二の腕の張りを意識。薄着になる夏に向け、腕の美しいラインを作るのにも効果的です。
もっと健康を考えているなら
"キレイズム"は、健康、エクササイズ、フィットネス器具を 幅広く取り扱っております。
ダンベルなどの初心向きのものから、本格的なジムに置かれているマシーンまで ユーザー層も幅広く、
高い成約率が期待できます。
ヨガ用品ならキレイズムで決まり!
健康のバロメーターは「自分の力で歩けるかどうか」です。事故や病気で歩けない人もいますが、加齢や生活習慣で歩けなくなるのは、極力、避けたいものです。
足には、歩くことで全身の血流を促進させる働きがあります。足の筋肉がポンプの役割を担っており、「足は第2の心臓」といわれます。
つまり、歩く習慣がないと全身の血流量が減り、身体に悪影響を与えるのです。
国民的アイドルとなった「きんさん・ぎんさん」の姉・成田きんさんは、105歳のころ、歩けなくなった「足の健康」を取り戻そうと、当院へ。ふくらはぎの運動から始めて、約3カ月で見事な筋肉を復活させ、院内を“つえなし”で歩けるまでになりました。
高齢者の筋力トレーニング(筋トレ)は、方法を間違えなければ可能です。何歳から始めても、遅くないのです。
今回は、きんさんの健康・長寿の秘訣と私の臨床経験を基にした、ボールを使うトレーニングを紹介します。
私が開発した「クノンボール」は直径約30㌢。すべりにくく、中の空気は8割ほどでボールが指でつまめる程度。同じ物がなければ、代用品で試してもいいでしょう。
筋トレを続けるコツは、①楽しんでする②難しいこと・嫌なことはしない③無理をしない④(旅行や外出する)目標を持つ――の四つ。飽きないよう、2人以上で一緒に行うことも大切です。
誰もが簡単に楽しく、効果を実感して長生きされることを願っています。
挟んで立つ
太もも前面の大腿直筋と、内側の内転筋を鍛えます。内転筋は骨盤の動きを安定させ、歩いたり、走ったりする時などに重要な筋肉です。
通常、椅子から立つ時には大腿直筋だけを使いますが、足の負担が大きくて立てない高齢者もいます。
そこで、膝にボールを挟むことで内転筋も使い、負担を減少。左右四つの筋肉で立ち上がり、脚力全体の強化にもつながります。
〈やり方〉
①椅子に浅く座り、両足を後ろに引き、肩幅に開く。
②軽く胸を張り、膝の中心でボールを挟む。
③膝に力を入れてすぼめ、軽くボールを圧迫する。
④背筋を伸ばし、ボールを圧迫したまま、ゆっくり立つ。立った後は、そのままゆっくり座る。
〈ポイント〉
「立つ・座る」を20回繰り返し、1日3セットが目安。
かがんで立つと、上半身の勢いで立ってしまうため効果が望めません。かかとを床につけて立つのを意識します。
使う筋肉を触ったり、ボールを使わない同じ動きで違いを感じたりしましょう。
立って挟む
お尻の筋肉にある骨盤底筋と、内転筋を鍛えます。
特に女性は、出産等で骨盤底筋が緩み、尿漏れを起こす傾向があります。骨盤底筋と内転筋を鍛えると、尿漏れの予防・防止になります。
1日2回、起床・就寝時に行うと習慣化しやすく、すでに尿漏れの兆候がある人は、排尿後に行うといいです。
〈やり方〉
①足を肩幅に開いて立ち、足先を“逆ハの字”にする。
②膝よりも少し下の位置にボールを挟む。
③足を真っすぐに伸ばし、ボールを圧迫して10秒間保つ。
④10秒たったら、膝を開いて緩める。
〈ポイント〉
「圧迫する・緩める」を20回繰り返し、1日2セットが目安です。
足の開き過ぎやボールの位置が高過ぎると、効果なし。ボールを圧迫した時にお尻を触り、効果を感じましょう。筋肉を緊張させた後は、必ず緩めることも大事です。
腕挟み
「二の腕」「振り袖」ともいわれる、上腕三頭筋を鍛えます。転倒時に、手をついて踏ん張るために必要な筋肉。特に高齢者は、思わぬ事故で骨折などをしないよう、鍛えておくことをお勧めします。
〈やり方〉
①全身をリラックスさせて椅子に座り、右の手のひらを上にして、右膝の上に置く。
②右手にボールを置き、左腕の肘を伸ばして手を置く。
③手刀(空手チョップ)のように、左手でボールを上から圧迫して10秒間保つ。
④左右の腕を入れ替えて、同じように交互に行う。
〈ポイント〉
両腕ともに20回繰り返し、1日2セットが目安です。
ボールを圧迫した時、二の腕の張りを意識。薄着になる夏に向け、腕の美しいラインを作るのにも効果的です。
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