もう一度 敬語を学ぼう
敬語で「すてきな人間関係の創造」を
職場の上司から頼み事をされて一言。「了解しました!」何か間違っていませんか? そうです。正しくは「承知いたしました」「かしこまりました」です。このように間違った敬語を使っている場合が、意外と多いのでは?
若い人は敬語が苦手といわれます。それは、現代の友達のような親子関係が象徴するように、若いうちに敬語を使う機会が減っているからではないでしょうか。
年上の人が努力して若い人に近づいた結果、フラットな人間関係ができあがり、今までにない仲の良さも生まれています。しかし、社会は目上の人との縦の関係がはっきりしているので、そのまま進むわけにはいきません。
もし何も意識せずにいたならば、「会社で、上司を前に業務の報告。緊張のあまり、口から出たのは変な二重敬語……」なんてことになってしまいます。
その状況に上司はどう思うでしょうか。
そう、「あいつは敬語もまともに使えない」です。これでは、いい仕事はできませんよね。
敬語は人間関係を円滑にする鍵です。正しい敬語を駆使して、職場ですてきな人間関係をつくれれば、すてきな仕事ができます。
では、堅苦しいと思われがちの敬語に親しみ、マスターするためには、どうすればよいでしょうか。
「あの人、すてきだな」と思える先輩を見つけて、まねをすることから始めましょう。
信頼のおける、できるビジネスパーソンは、皆さん、きれいな言葉遣いをしています。心の中に持っている、人に対する優しさや誠実さが言葉となってあらわれるからです。
次のステップは、活字で自分の言葉をチェックすることです。特に新聞は、正しい日本語を学ぶのに最適だと思います。
そして、頭の中でシミュレーションし、生活の中で使ってみることです。本当の力は、実践の中でしか身につきません。
ある時、小さなお子さまに声を掛けたんです。「どこに行ってきたの?」
目線を合わせ、私なりに聞いたつもりでした。しかし、直後、先輩から厳しく指摘を受けました。
「お子さまといっても、大切なお客さまです。『どこに行かれたのですか?』と聞くべきです」と。
失敗から学ぶことが一番大切ですね。
そのうえで、人の失敗にもアンテナを張っていきましょう。
「~でよろしかったでしょうか?」など、周りにあふれている間違った敬語を、おかしいと思い、どう言い換えたらよいかを考えてみることです。
皆さんも、正しい敬語をマスターし、すてきな人間関係の創造のために役立てていってはいかがでしょうか。
種類を覚えよう
①尊敬語
上の立場の人に対し、その人や行動を高めて表現する。
(例)行く→いらっしゃる
②謙譲語
自分や自分の行動などをへりくだって表現する。
(例)行く→参る
③丁寧語
相手を問わず丁寧な気持ちを表現をする。
(例)行く→行きます
④美化語
表現を上品にするために用いられる。
(例)手紙→お手紙
実はこんなに間違っている!あなたの敬語をチェック
【二重敬語】
一つの語に対して、同じ種類の敬語を二重に使ったもの。過剰な敬語は違和感を生みます。すっきりした言い回しを心掛けましょう。
× 「ご覧になられますか?」
↓
○ 「ご覧になりますか?」
見るの尊敬語が「ご覧になる」。それに、さらに「~れる」「~られる」を重ねることになってしまいます。
【勘違い敬語】
よく耳にする、間違ったまま定着している言葉です。「お休みをいただいております」もこの部類。
正しくは「休みをとっております」「休んでおります」。
× 「とんでもございません」
↓
○ 「とんでもないことです」
「とんでも+ない」と分けずに「とんでもない」(=思いもかけない)で一つの言葉。
なので、「ない」を「ございません」にすることはできません。
【ムダ敬語】
丁寧な言葉に言い換えようと意気込むあまり、敬意を示す必要のない物にまで敬語を使ってしまいます。よく店頭で見られる、物に対して「~してあげてください」というのも、この部類です。
× 「○○さんのお宅でいらっしゃいますか?」
↓
○ 「○○さんのお宅でしょうか?」
お宅を高めていることになります。もし人を高めるのであれば、「○○さんでいらっしゃいますか?」と言うべきです。
【大名言葉】
相手を立てているつもりが、“上から目線”になっている言葉を言います。相手を不愉快にさせてしまうこともあるので要注意です。
× 「了解です!」
↓
○ 「承知いたしました」
「了解」という言葉は、説明などを理解し、納得したという意味です。目上の人が目下の人に使う言葉です。
もうひと工夫で できる大人に☆クッション言葉
本題に入る前に、添えて使う言葉。伝えにくい内容も、柔らかく伝えることができる。
(例)恐れ入りますが……、大変申し上げにくいのですが……、失礼ですが……
☆改まり語
普段は使わない言葉遣いで、改まった雰囲気を出すことができる。
(例)今日→本日、これから→今後
☆「ございます」で上品に
上品な印象を与えたい時には、「~です」「~ます」よりも「~ございます」を使う。
ただし、「ございますぅ~」と語尾を伸ばすと、わざとらしくなるので要注意。
今日から日頃の使ってる言葉を見直しましょう(笑)^^
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職場の上司から頼み事をされて一言。「了解しました!」何か間違っていませんか? そうです。正しくは「承知いたしました」「かしこまりました」です。このように間違った敬語を使っている場合が、意外と多いのでは?
若い人は敬語が苦手といわれます。それは、現代の友達のような親子関係が象徴するように、若いうちに敬語を使う機会が減っているからではないでしょうか。
年上の人が努力して若い人に近づいた結果、フラットな人間関係ができあがり、今までにない仲の良さも生まれています。しかし、社会は目上の人との縦の関係がはっきりしているので、そのまま進むわけにはいきません。
もし何も意識せずにいたならば、「会社で、上司を前に業務の報告。緊張のあまり、口から出たのは変な二重敬語……」なんてことになってしまいます。
その状況に上司はどう思うでしょうか。
そう、「あいつは敬語もまともに使えない」です。これでは、いい仕事はできませんよね。
敬語は人間関係を円滑にする鍵です。正しい敬語を駆使して、職場ですてきな人間関係をつくれれば、すてきな仕事ができます。
では、堅苦しいと思われがちの敬語に親しみ、マスターするためには、どうすればよいでしょうか。
「あの人、すてきだな」と思える先輩を見つけて、まねをすることから始めましょう。
信頼のおける、できるビジネスパーソンは、皆さん、きれいな言葉遣いをしています。心の中に持っている、人に対する優しさや誠実さが言葉となってあらわれるからです。
次のステップは、活字で自分の言葉をチェックすることです。特に新聞は、正しい日本語を学ぶのに最適だと思います。
そして、頭の中でシミュレーションし、生活の中で使ってみることです。本当の力は、実践の中でしか身につきません。
ある時、小さなお子さまに声を掛けたんです。「どこに行ってきたの?」
目線を合わせ、私なりに聞いたつもりでした。しかし、直後、先輩から厳しく指摘を受けました。
「お子さまといっても、大切なお客さまです。『どこに行かれたのですか?』と聞くべきです」と。
失敗から学ぶことが一番大切ですね。
そのうえで、人の失敗にもアンテナを張っていきましょう。
「~でよろしかったでしょうか?」など、周りにあふれている間違った敬語を、おかしいと思い、どう言い換えたらよいかを考えてみることです。
皆さんも、正しい敬語をマスターし、すてきな人間関係の創造のために役立てていってはいかがでしょうか。
種類を覚えよう
①尊敬語
上の立場の人に対し、その人や行動を高めて表現する。
(例)行く→いらっしゃる
②謙譲語
自分や自分の行動などをへりくだって表現する。
(例)行く→参る
③丁寧語
相手を問わず丁寧な気持ちを表現をする。
(例)行く→行きます
④美化語
表現を上品にするために用いられる。
(例)手紙→お手紙
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【二重敬語】
一つの語に対して、同じ種類の敬語を二重に使ったもの。過剰な敬語は違和感を生みます。すっきりした言い回しを心掛けましょう。
× 「ご覧になられますか?」
↓
○ 「ご覧になりますか?」
見るの尊敬語が「ご覧になる」。それに、さらに「~れる」「~られる」を重ねることになってしまいます。
【勘違い敬語】
よく耳にする、間違ったまま定着している言葉です。「お休みをいただいております」もこの部類。
正しくは「休みをとっております」「休んでおります」。
× 「とんでもございません」
↓
○ 「とんでもないことです」
「とんでも+ない」と分けずに「とんでもない」(=思いもかけない)で一つの言葉。
なので、「ない」を「ございません」にすることはできません。
【ムダ敬語】
丁寧な言葉に言い換えようと意気込むあまり、敬意を示す必要のない物にまで敬語を使ってしまいます。よく店頭で見られる、物に対して「~してあげてください」というのも、この部類です。
× 「○○さんのお宅でいらっしゃいますか?」
↓
○ 「○○さんのお宅でしょうか?」
お宅を高めていることになります。もし人を高めるのであれば、「○○さんでいらっしゃいますか?」と言うべきです。
【大名言葉】
相手を立てているつもりが、“上から目線”になっている言葉を言います。相手を不愉快にさせてしまうこともあるので要注意です。
× 「了解です!」
↓
○ 「承知いたしました」
「了解」という言葉は、説明などを理解し、納得したという意味です。目上の人が目下の人に使う言葉です。
もうひと工夫で できる大人に☆クッション言葉
本題に入る前に、添えて使う言葉。伝えにくい内容も、柔らかく伝えることができる。
(例)恐れ入りますが……、大変申し上げにくいのですが……、失礼ですが……
☆改まり語
普段は使わない言葉遣いで、改まった雰囲気を出すことができる。
(例)今日→本日、これから→今後
☆「ございます」で上品に
上品な印象を与えたい時には、「~です」「~ます」よりも「~ございます」を使う。
ただし、「ございますぅ~」と語尾を伸ばすと、わざとらしくなるので要注意。
今日から日頃の使ってる言葉を見直しましょう(笑)^^
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