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小学生を伸ばす ケンカの仲裁 [親と子供関係]

一方的な押し付けに注意 kennka.jpg
 きょうだいゲンカでお兄ちゃんが弟をたたいてしまった時、どうしたらいいでしょうか?
 こういう時は、一緒に話を聞くとまたケンカになるので、別々に話を聞いてあげてください。
 お兄ちゃんに「どうしたの?」と聞けば、「だって、あいつがおもちゃを取ったんだもん」などと言うでしょう。それを聞いて、たいていの親は「おもちゃを取られたらたたいていいの? ダメなものはダメだよ」と叱ると思います。
 でも、このように正論を一方的に押しつけるだけでは、子どもの心には届きません。親が自己満足するだけで、子どもの心や行動を変えることはできないのです。
 ここは、まず子どもの話を共感的に聞いてあげることが大切です。
 「そうなんだ。おもちゃを取られたんだ」「そうだよ。いつもそうだよ」「それは困るねえ」「オレが遊びだすとおもちゃを取ろうとするから、全然遊べない」「気持ちよく遊べないんだね」
 途中で遮ったりお説教を始めたりしないで、とにかく共感的にたっぷり聞いてあげましょう。
 すると、お兄ちゃんは自分の言いたいことを全部言えて気持ちがすっきりします。そして、「お母さん・お父さんは自分の気持ちを分かってくれた」と感じて、親への信頼感が高まります。
 そこで、はじめて「じゃあ、弟はどう思っているのかな?」と聞いてみます。すると、「たたかれてイヤだったと思う。弟も遊びたかったと思う」と答えます。そこで、「弟の気持ちを分かってあげられて偉いね」と褒めます。
 次に、「じゃあ、どうすればよかったと思う?」とか「これからどうする?」などと聞いて考えさせます。すると、「オレお兄ちゃんだから、今度から先にやらせてあげる」などと答えます。そこで、また褒めます。
 このように進めると、子どもは「本当にそうしよう」という気持ちになれます。同じように、弟の話も共感的に聞いて、それから考えさせます。
 とにかく、トラブル解決で大事な第一歩は徹底的な共感です。ノウハウとしてだけでなく、心から共感してあげてください。
 なぜなら、誰にもそれぞれの立場やこだわりというものがあり、言い分があるからです。そして、本当にその立場に立って理解すれば、やむを得ないことが多いからです。





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