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この本よんで! 親子の読書 [親と子供関係]

konohon.JPGぞかけどうじょう
中川ひろたか 作
大島妙子 絵

 「なぞかけ」の魅力が詰まった、子どもから大人まで、みんなで楽しめる絵本です。
 なぞかけは、昔からある言葉遊び。「○○と掛けて△△と解く。その心は、□□」という形で、言葉と言葉の共通点である“心”を見つけます。
 例えば、「靴と掛けて、ほうきと解く。その心は……どちらも、“はく”でしょう」といった具合。即興のなぞかけで人気の芸人さんもいますが、実際やってみると案外、これが難しい! でも、コツをつかめば面白い!
 読み進めながら、意外な語意への気付きや発見があり、言葉の世界を広げてくれます。
 幼児から。(金の星社 32ページ 1404円)

わたしちゃん
石井睦美 作
平澤朋子 絵

 まりは、パパの仕事の都合で、海のある町から海のない町に引っ越しました。祖父母と一緒に暮らしていましたが、これからは両親との3人暮らしです。
 ママは引っ越しの後片付けで構ってくれませんし、友達もいません。そこで、まりは自分で「わたし」自身を呼び出して、おしゃべりをします。話し相手がいない時、よくこうするのです。
 町へ出掛けると一人の少女と出会います。その子の名前は「わたしちゃん」でした。
 私のことが好きで、自身と対話し、遊べるのはステキなことですね。奥深いお話です。
 小学生中級向き。(小峰書店 71ページ 1188円)

カンボジアの大地に生きて
ミンフォン・ホー 作
もりうちすみこ 訳

 カンボジアの農村に生きる、12歳の少女ダラ。当初、戦争はどこか遠い出来事でした。
 爆撃がどんどん迫ってきて、黒ずくめの兵士が村へ押し寄せました。父が殺され、森の外れには、たくさんの遺体が。ダラは強く生きていくことを決意しますが、試練が次々と襲います。
 家族の離散、兵士を志願する兄との対立、希望を失った人々、混乱を極める難民キャンプ……。
 しかし“故郷でまた田んぼを耕したい”との強い祈りを抱き締めて、ダラは歩みを止めませんでした。
 1970年代から続いた内戦下のカンボジア。その実像と人々の心が、見事に描かれた感動の物語です。
 小学生上級以上。(さ・え・ら書房 256ページ 1620円)

児童図書選定委員会
 加藤悦男
 細野眞由美
 高橋フミアキ




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