SSブログ

〈ライフスタイル ガールズトピック〉 美肌のための紫外線対策 [美容]

梅雨の時期、曇りの日も注意!

1_17.jpg
美容皮膚科医 吉岡敦子さん

 シミ、しわ、たるみなど、肌トラブルの原因の一つとなる紫外線(UV)。

地上に届くのはUVA、UVBの2種類があり、夏の季節に増えるのはUVB、

年中変わらず曇りの日もしっかり降り注ぐのがUVAです。

梅雨の時期だからと油断すると、無防備に紫外線を浴びてしまうことに――。

そこで、今回の「ガールズトピック」は、お肌の専門家で「スキンケアクリニック美のかほり」

院長の吉岡敦子さんに、紫外線対策と肌のお手入れについて聞きました。


なぜ紫外線ケアが必要か?

UVとSPF、PA

 日焼け止めに表記されている「SPF」はUVBに対する防御指数、

「PA」はUVAに対する防御指数で、数値が大きいほど効果も高くなります。

UVBはメラニンを増殖させ、主にシミの原因となり、UVAは真皮まで届いてコラーゲンを変性させ、

主にしわやたるみの原因となります。

 しかもUVAは雲や窓ガラスも通過するので、曇りの日も私は必ず日傘を差します。

 都会では下からの照り返しも強いので、顎の下や耳のUVケアも忘れず行いたいですね。

 最近ではシダ植物を原料に作られた「飲む日焼け止めサプリ」もあり、

私は日中、屋外にいる時間が長い時に併用しています。また、

目から紫外線が入るとシミにつながりますので、サングラスも重要です。

美肌を目指すなら、一年中、紫外線対策は欠かせません。

日焼け止め指数と塗り方

ライフスタイルにより選択

 紫外線は朝、カーテンを開けた瞬間から浴びています。

室内だけならSPF表示とPA表示のある下地クリームなどで十分ですが、

紫外線が最も多い午前10時~午後2時に外出したり、洗濯物を干したりする場合は、

SPF30を目安に。海水浴などレジャーやスポーツ時には、SPF50以上がいいでしょう。

 ただ、値はその人の肌にもより、色白ですぐ焼ける人は、日ごろから強めのもので、

きちんと防御することが望ましいですね。



肌の負担を考えて

 紫外線を防ぐメカニズムは2種類あります。

「紫外線吸収剤」は紫外線を熱エネルギーに変えて放出する仕組みで、

ケミカルな成分が少し肌の負担になります。敏感肌でも使えるものがありますが、

肌が弱い人は成分を調べ、首や腕の内側でのパッチテストをお勧めします。

 「紫外線散乱剤」は酸化チタンなど、つけると白っぽくなるタイプ。

紫外線を反射させる仕組みで、比較的、敏感肌でも使いやすいです。

 これらの配合はメーカーごとに異なり、他人の評価が良くても自分には合わないこともあるので、

使い心地で選ぶしかありません。専用クレンジングが必要ないものだと、肌への負担も軽くなります。



適量を塗ってこそ効果が

 顔全体で、クリーム状ならパール玉2個分、乳液状なら1円玉2枚分が目安。

適量だとかなり厚塗りになるので、抵抗があるなら、

最も紫外線が当たる額や鼻、ほおなどの高い部分だけでもしっかり塗りましょう。

 時間がたち、汗をそのままにすると肌トラブルのもとに。余計な脂を取り、

UVカット効果があるファンデーションやフェースパウダーを塗り直せば、防御効果を補えます。

 髪の毛などに使用するスプレータイプもありますが、顔や身体に使う場合は、

ムラにならないよう気を付けてください。

ワンポイントアドバイス

日焼け後のお手入れ

 まず冷やすこと。次に化粧水でたっぷり保湿を。

しみなければビタミンC入りや美白化粧水でもOK。

メントール入りは刺激になる場合もあるので注意を。

夏場、化粧水を冷蔵庫で冷やす人は、温度変化を繰り返すと劣化が進むので、

入れるなら入れっ放しに。日焼け直後は、顔剃りや角質ケアのスクラブなど、刺激は避けましょう。



肌の新陳代謝を整える

 新陳代謝が良ければ、紫外線の影響を受けても、シミはできにくいんです。

また、お肌の大敵である活性酸素は、紫外線の他にストレスからも生まれ、

さらにホルモンバランスの乱れからシミが濃くなることも。

美肌には外からと中からのケア、そして生活習慣が重要です。

お勧めはビタミン(A、C、E)や抗酸化物質の摂取。細胞は睡眠中に作られるため、

私はビタミンCのパウダーを2㌘飲んで寝ます。

翌朝、肌だけでなく目覚めも爽やかで、疲れがとれますよ。



ミストなどで保湿を
 洗顔し過ぎで乾燥肌の人が増えています。

気になる人は、オフィスで保湿成分入りのミスト(ミネラルウオーターはNG)をスプレーするなどの対策を。

入浴時は、長時間さら湯で汗をかくと、セラミドなどの保湿成分が奪われますので、

保湿成分入りの入浴剤を使います。

とはいえ、お手入れし過ぎも肌が怠けますので適度を心掛けてくださいね。

■プロフィル
 よしおか・あつこ 幼少時に難病を克服した経験から医師を志す。東邦大学医学部卒業後、同大学付属大森病院内科、皮膚科を経て、都内クリニックで最先端美容治療の経験を積む。その後、東洋医学との融合を目指し、北里大学東洋医学総合研究所で研修。2009年、東京・港区に「スキンケアクリニック美のかほり」を開設。内外美容を軸に、漢方など自然療法を取り入れた美容診療を行っている。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。