今、気を付けたい この症状 【インフルエンザ】 [健康]
風邪と見分ける
毎年、インフルエンザの流行は、おおよそ12月から翌年の3月まで続きます。
症状の特徴は、次の3点です。
①38度以上の高熱
②頭痛、関節痛、筋肉痛等の全身症状
③喉の痛み、咳、鼻水
一見、通常の風邪と似た症状に感じますが、①②はインフルエンザに特徴的に見られる症状です。
風邪では、発熱があっても38度くらいまでのことがほとんどで、全身症状はあまり見られません。
特に注意が必要なのは、65歳以上の高齢者と乳幼児です。
インフルエンザにかかった場合、気管支炎や肺炎などを併発したり、けいれん、意識障害などが急速に進行する脳症を起こしたりするなど、重症化しやすいためです。
心臓、腎臓、呼吸器の慢性的な病気や糖尿病などの基礎疾患を持つ人も、インフルエンザによって基礎疾患の悪化を招く場合があるため、要注意です。
治療開始は早めに
「インフルエンザにかかったかもしれない」と感じた時は、早めに医療機関を受診しましょう。
治療は、抗インフルエンザウイルス薬の投与が一般的です。発症から48時間以内に服用を開始すれば、発熱する期間を1、2日短縮する効果が期待できます。
抗インフルエンザ薬投与後、まれに、未成年者に異常行動が見られることがあります。
例えば、急に走りだす、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと徘徊するなどの行動です。自宅では、少なくとも2日間は、できるだけ目を離さないようにしてください。
また、「休養」と「水分」を十分に取るようにしてください。
さらに、周囲にうつさないようにする配慮(咳エチケット)も大切です。外出は控え、自宅でもマスクを着用しましょう。
学校保健安全法では、インフルエンザによる出席停止期間が、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」と定められています。
一般における罹患や発症後の外出に関する規定はありませんが、職場等に関しても参考にして、感染を拡大しないよう心掛けたいものです。
①流行前のワクチン接種
ワクチンの接種は、インフルエンザの流行前に受けることが勧められます。
効果が出る(体内に抗体ができる)までに約2週間かかるため、12月までに受けておくことが望ましいでしょう。
13歳未満の子どもには2回の接種が必要で、1回目と2回目の間は2~4週間空ける必要があります。
1回目を12月初旬までに接種しないと、2回目の接種が流行前に間に合わなくなります。あらかじめ、接種のスケジュールを検討しておきましょう。
ただし、接種の時期が遅くなった場合でも、一定の効果は期待できるので、受けた方がよいでしょう。
ワクチンの効果は5カ月間ほどですから、1シーズンは大丈夫です。
費用は医療機関によって異なります。健康保険は適用されませんが、自治体によって助成制度が定められていることもあるので、住んでいる市区町村や、かかっている医療機関などに確認してください。
②マスク、手洗い うがい
インフルエンザの感染は、主に咳やくしゃみの時に口から出る小さな水滴(飛沫)によって広がります。
マスクの着用などで、飛沫による感染の可能性を減らすことができます。
また外出後、帰宅時には手洗い・うがいを徹底して行ってください。これは、インフルエンザを含めた感染症予防の基本となります。
特に手洗いは、流水とせっけんでしっかりと行いましょう。アルコールによる手指の消毒も有効です。
③室内の湿度を50~60%に
空気が乾燥していると、喉の粘膜の防御機能が低下してしまいます。
室内の湿度を50~60%に保てるよう、加湿器などを上手に活用しましょう。
④休養と栄養を取る
体の抵抗力を高めるためには、「十分な休養」と「バランスの取れた栄養摂取」が必要です。
普段に増して、しっかりと休養、栄養を取ることができるよう、気を付けたいものです。
⑤人混みを避ける
インフルエンザ流行中の外出では、必要な場合を除き、人混みを避けたいものです。
特に、高齢者や基礎疾患のある人は注意してください。避けられない場合も、マスクの着用や短時間の外出にとどめるなどの工夫をしましょう。
毎年、インフルエンザの流行は、おおよそ12月から翌年の3月まで続きます。
症状の特徴は、次の3点です。
①38度以上の高熱
②頭痛、関節痛、筋肉痛等の全身症状
③喉の痛み、咳、鼻水
一見、通常の風邪と似た症状に感じますが、①②はインフルエンザに特徴的に見られる症状です。
風邪では、発熱があっても38度くらいまでのことがほとんどで、全身症状はあまり見られません。
特に注意が必要なのは、65歳以上の高齢者と乳幼児です。
インフルエンザにかかった場合、気管支炎や肺炎などを併発したり、けいれん、意識障害などが急速に進行する脳症を起こしたりするなど、重症化しやすいためです。
心臓、腎臓、呼吸器の慢性的な病気や糖尿病などの基礎疾患を持つ人も、インフルエンザによって基礎疾患の悪化を招く場合があるため、要注意です。
治療開始は早めに
「インフルエンザにかかったかもしれない」と感じた時は、早めに医療機関を受診しましょう。
治療は、抗インフルエンザウイルス薬の投与が一般的です。発症から48時間以内に服用を開始すれば、発熱する期間を1、2日短縮する効果が期待できます。
抗インフルエンザ薬投与後、まれに、未成年者に異常行動が見られることがあります。
例えば、急に走りだす、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと徘徊するなどの行動です。自宅では、少なくとも2日間は、できるだけ目を離さないようにしてください。
また、「休養」と「水分」を十分に取るようにしてください。
さらに、周囲にうつさないようにする配慮(咳エチケット)も大切です。外出は控え、自宅でもマスクを着用しましょう。
学校保健安全法では、インフルエンザによる出席停止期間が、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」と定められています。
一般における罹患や発症後の外出に関する規定はありませんが、職場等に関しても参考にして、感染を拡大しないよう心掛けたいものです。
①流行前のワクチン接種
ワクチンの接種は、インフルエンザの流行前に受けることが勧められます。
効果が出る(体内に抗体ができる)までに約2週間かかるため、12月までに受けておくことが望ましいでしょう。
13歳未満の子どもには2回の接種が必要で、1回目と2回目の間は2~4週間空ける必要があります。
1回目を12月初旬までに接種しないと、2回目の接種が流行前に間に合わなくなります。あらかじめ、接種のスケジュールを検討しておきましょう。
ただし、接種の時期が遅くなった場合でも、一定の効果は期待できるので、受けた方がよいでしょう。
ワクチンの効果は5カ月間ほどですから、1シーズンは大丈夫です。
費用は医療機関によって異なります。健康保険は適用されませんが、自治体によって助成制度が定められていることもあるので、住んでいる市区町村や、かかっている医療機関などに確認してください。
②マスク、手洗い うがい
インフルエンザの感染は、主に咳やくしゃみの時に口から出る小さな水滴(飛沫)によって広がります。
マスクの着用などで、飛沫による感染の可能性を減らすことができます。
また外出後、帰宅時には手洗い・うがいを徹底して行ってください。これは、インフルエンザを含めた感染症予防の基本となります。
特に手洗いは、流水とせっけんでしっかりと行いましょう。アルコールによる手指の消毒も有効です。
③室内の湿度を50~60%に
空気が乾燥していると、喉の粘膜の防御機能が低下してしまいます。
室内の湿度を50~60%に保てるよう、加湿器などを上手に活用しましょう。
④休養と栄養を取る
体の抵抗力を高めるためには、「十分な休養」と「バランスの取れた栄養摂取」が必要です。
普段に増して、しっかりと休養、栄養を取ることができるよう、気を付けたいものです。
⑤人混みを避ける
インフルエンザ流行中の外出では、必要な場合を除き、人混みを避けたいものです。
特に、高齢者や基礎疾患のある人は注意してください。避けられない場合も、マスクの着用や短時間の外出にとどめるなどの工夫をしましょう。
2014-12-10 07:57
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